父が子に語る昭和史 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
昭和史の権威が高校生くらいの子を念頭に昭和史から得られる教訓をわかり易く記した本。昭和という時代をざっくりつかむのに役立った。著者は戦後の首相の中では大平正芳さんに好意的なようだ。敬虔なクリスチャンで率直(無謀?)にも一般消費税をかかげて総選挙を戦い、でも敗北してしまう。その頃は国債は国家財政の25%を占めるのが問題だと大平さんは思っていたようだが、今やもっと増えている。税金が増えるのは誰もが嫌だが、眼の前だけでなく、10年、20年先を考えると誰かが不人気を承知で増税しないと、行き詰まるだろう。 大平さんのようなリーダーが今現れてくれることを期待する。
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