封印 の商品レビュー

アビゲイル・パジェット(著者),公庄さつき(訳者)

2009/10/07

主人公が鬱病で、発作に襲われる描写があるのが新鮮だった。

私の手元にある本は原題をそのまま使った「わらの少女」Strawgirlという題名なのだが（ネイティブあるいはインディアンにまつわる）、トラウマがらみである主題を見せるために改題したのだろう。１作目は主人公の職業をそのまま邦題にした「幼児虐待捜査官」Child of Silenceでこれはシリーズの２作目、こちらの方が１作目より断然よかった記憶あるが、どちらにしても絶版。

この作者Abigail Padgett はけっこういいと思ったんだけど、もう翻訳は出ないんだろう。他にTurtle Baby (1995)、Moonbird Boy (1996)、The Dollmaker's Daughters (1997)があり、別シリーズBlue McCarronで、Blue (1998)、The Last Blue Plate Special (2001)があるとHPhttp://www.fantasticfiction.co.uk/p/abigail-padgett/に載っていた。