政治の象徴作用 の商品レビュー
佐藤卓己のメディア論の名著30のなかの1冊である。象徴として、舞台などの言葉も出てくる。しかし、マスメディアとの関連が出てくるところは本のわずかである。政治学中心であるが、社会学や心理学の学者と話をして当時の最新の意見であるところは面白い。
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政治学関連の本を読み始めて一年以上たち 正直「政治学って…つまらない」と思い始めていたときに出合った本です。 すごい、です。 こんなに面白い政治学の理論書は、もう出会えないのではないでしょうか。 政治においていかにシンボルは機能しうるのか。 それまでの政治学では、人間の「合...
政治学関連の本を読み始めて一年以上たち 正直「政治学って…つまらない」と思い始めていたときに出合った本です。 すごい、です。 こんなに面白い政治学の理論書は、もう出会えないのではないでしょうか。 政治においていかにシンボルは機能しうるのか。 それまでの政治学では、人間の「合理性」を前提として論じられてきたのですが、本著では、そうした前提をとっぱらって人間とは、非合理的な人間であり、シンボルによって行動を作用されるとしています。 実際に参加しているのではなく「参加している」という「感覚」を持たせるのがシンボルであり、現代の政治がいかに儀礼化してしまっているのかが論じられています。 ぜひ、読んでみてください。
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