日本的経営の論点 名著から探る成功原則 の商品レビュー
飯田氏専門の経営学の本であり、後のスピリチュアル系の内容ではない。 ※2000.6.3購入 2006.10.9売却済み
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日本的経営について書かれた、内外の150冊を超える文献の議論を整理し、そこで何が問題になっているのかを分かりやすく解説している本です。 著者は、日本的経営に関してとくに文化的要因を重視する主張を展開しており、そうした立場に賛同できないという読者も少なくないと思いますが、そうした...
日本的経営について書かれた、内外の150冊を超える文献の議論を整理し、そこで何が問題になっているのかを分かりやすく解説している本です。 著者は、日本的経営に関してとくに文化的要因を重視する主張を展開しており、そうした立場に賛同できないという読者も少なくないと思いますが、そうした読者であっても、本書のサーヴェイは有益なはずです。 ただ一つ難点を挙げれば、日本的経営論の内における立場の相違にしか、著者の分析の眼が届いていないように思われることです。とくに、文化主義的な日本的経営論に批判的な論者の場合、日本的経営にまつわる言説が置かれているイデオロギー的な磁場を考察の対象に含めることが多いので、そうした側面が十分に考慮されていないことは、やはり問題なのではないかという気がします。
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日本の経営ってつまるとこ何なの?という疑問から、上司に教えてもらった本。古いけど、それまでの間にまとめられた論文を統括し要約している。久しぶりに論文のような記述を読んで最初はなかなか頭に入らなかったけど、少しずつ慣れると分かりやすい構成になってることもあり、理解度も深まった。さて...
日本の経営ってつまるとこ何なの?という疑問から、上司に教えてもらった本。古いけど、それまでの間にまとめられた論文を統括し要約している。久しぶりに論文のような記述を読んで最初はなかなか頭に入らなかったけど、少しずつ慣れると分かりやすい構成になってることもあり、理解度も深まった。さて自分の仕事のスタイルに未来はあるのか?どうなんでしょーねえ。
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90年代後半までの日本的経営論に関して、年代別に特徴をまとめている。 基礎的研究の時代(1980年以前)、日本的経営ブームの時代(1980年~87年)、批判と反省による自信喪失の時代(87年~95年)、アイデンティティ再確認と本質追求の時代(95年~98年) 日本的経営についての...
90年代後半までの日本的経営論に関して、年代別に特徴をまとめている。 基礎的研究の時代(1980年以前)、日本的経営ブームの時代(1980年~87年)、批判と反省による自信喪失の時代(87年~95年)、アイデンティティ再確認と本質追求の時代(95年~98年) 日本的経営についての入門書。特に日本的経営理論の歴史を研究するときに便利。
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これまでの日本人従業員の美徳 ?勤勉 ?正直 ?黙々 ?些細なことに厳格 人間は通常、人類や国家や会社のために働くのではなく自分や家族のために働く。従って個々の社員がそれぞれの異なる幸せを追求するために、その手助けを心がけるようなシステムを構築した会社は生き残り、本質論をおろそか...
これまでの日本人従業員の美徳 ?勤勉 ?正直 ?黙々 ?些細なことに厳格 人間は通常、人類や国家や会社のために働くのではなく自分や家族のために働く。従って個々の社員がそれぞれの異なる幸せを追求するために、その手助けを心がけるようなシステムを構築した会社は生き残り、本質論をおろそかにして目先の経営技術論ばかりに走った会社は滅びることになる。
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