ウィリアム・ジェイムズ入門 の商品レビュー
レビュー良いけど自分には何のことだかさっぱり。 殆どジェイムズ以外の人が入門的でもないこと延々と 書いてる。 本人の著書を素直に読んだ方が良さそう。
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もともとジェイムズの思想に大きく共感するところがある僕としては特段目新しい!みたいな記述はなかったように思うが、この本はジェイムズの考え方・思想の背景・評価をちょうど良い具合に記述していて、一冊目としてはすごく良い出来だと思う。 ジェイムズの弱みは体系化されていないというところ...
もともとジェイムズの思想に大きく共感するところがある僕としては特段目新しい!みたいな記述はなかったように思うが、この本はジェイムズの考え方・思想の背景・評価をちょうど良い具合に記述していて、一冊目としてはすごく良い出来だと思う。 ジェイムズの弱みは体系化されていないというところにあると(彼自身においても)認識されているが、筆者はそれをむしろ「会話」というところを重視しているジェイムズが故の必然であるとしている。それは確かになるほどと思う。体系化することの欲望みたいなのはあるけれど、それによって失われる柔軟性みたいなのがやっぱりあるような気はするのだ。
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アメリカのプラグマティズムの思想家・心理学者・宗教家として多岐に渡る研究を展開したウィリアム・ジェイムズの入門書。本書では彼の思想の根本にある「親密さ」を著作の抜粋によって示している。 特におもしろかったのは、「物事の価値についての判断は、その物事が自分のなかにどんな感情(観念で...
アメリカのプラグマティズムの思想家・心理学者・宗教家として多岐に渡る研究を展開したウィリアム・ジェイムズの入門書。本書では彼の思想の根本にある「親密さ」を著作の抜粋によって示している。 特におもしろかったのは、「物事の価値についての判断は、その物事が自分のなかにどんな感情(観念ではなく)を呼び起こすかに決まるものです。」と、価値判断を「好き嫌い」の次元に引き下げている点。しかもその「好き嫌い」は多くの場合「秘密の喜び」であるから、誰かが一見バカげている行動をしていても即座に「つまらない」と切り捨てはならないと説く。「なぜならば、喜びを見落とせば、すべてを見失ってしまうからである。行為する者の喜びのなかにこそ、すべての行為の意味が存在するのだ。」 嬉しがっている人を疎んだり邪魔したりするのではなく、その「秘密の喜び」に共感しようとする態度が人生に彩りを与えるのでしょう。
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