原色子どもの絵診断事典 の商品レビュー
フルカラーで事例を交えつつ、とても分かりやすい1冊でした。描画を見るにあたってとても勉強になることが盛りだくさんでした。ストローク・向き・色彩・シンボルなどの側面から、解釈の標を呈示してくださっていました。色・シンボルと目に見えてわかりやすい明確なもので解説してくださるので、最...
フルカラーで事例を交えつつ、とても分かりやすい1冊でした。描画を見るにあたってとても勉強になることが盛りだくさんでした。ストローク・向き・色彩・シンボルなどの側面から、解釈の標を呈示してくださっていました。色・シンボルと目に見えてわかりやすい明確なもので解説してくださるので、最初にあたるのに入りやすい本でした。 その中で最後に予告画、というものがあったのですがそれがとても怖かった。事故で亡くなった子どもが、死の直前8週間以内に描かれた絵の中に、事故に遭遇した時間と息を引き取った時間を指した2つの時計が同時に描かれた絵があったという辞令があり、背筋がぞくぞくしました。こ、怖い。8週間というと結構長いですし、その間にもっとたくさんの絵が描かれていたでしょうから、偶然のものを幾つかピックアップして後付け、と、とることもできますが、描かれた時計の時刻が本当に怖かった。 写真を掲載し、フルカラーで少しお高いですが、とっても見やすくてわかりやすい1冊でした。シリーズ全部見たくなる本でした。
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子どもの描いた絵画とそれに係る子どもの心理を論じた本。中にはオカルト的な内容もあったが、子どもの絵から子どもの抱える心理的問題にアプローチする方法があるということは非常に興味深い。
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