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連続体力学の基礎 の商品レビュー

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2020/07/10

 多くの理系学生の方は,高校時代に物理の授業で,大きさと形状を持たない“質点”の力学について学んだかと思います.また,大学のほとんどの理系学科では,質点力学の発展として,大きさと形状を持つ“剛体”の力学を学ぶ授業が開かれています.大学院では,そのさらなる発展として,大きさと形状を...

 多くの理系学生の方は,高校時代に物理の授業で,大きさと形状を持たない“質点”の力学について学んだかと思います.また,大学のほとんどの理系学科では,質点力学の発展として,大きさと形状を持つ“剛体”の力学を学ぶ授業が開かれています.大学院では,そのさらなる発展として,大きさと形状を持ち,かつ変形が生じうる物体,“連続体”の力学を学びます.連続体は,ある程度理想化されているものの,現実の物体(固体,流体に限らず!)の運動をほとんど忠実に記述できる概念であり,工学や物理学の分野で幅広く応用されています.  本書は,連続体の力学を初学者向けに基礎から述べています.また,連続体力学では線形代数やテンソル解析の知識が必要となりますが,それらの数学についても簡潔に説明されており,連続体力学の概観を押さえるにはもってこいの一冊となっています. (ラーニング・アドバイザー/構造エネルギー工学 OMURA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/book/875731

Posted byブクログ