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看護部が変われば病院は変わる! の商品レビュー

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2009/10/04

かなり昔の本。今とちょっとあわない部分もあり。 看護の管理経営について書かれている。 経営にはアソシエイスピリット(行動指針)を持つことが大切、また自分がどういった役割を持つかをはっきりさせる。 テルモや、リッツカールトンにはそれがあるが、果たして看護の世界にそれはあるのか。 ...

かなり昔の本。今とちょっとあわない部分もあり。 看護の管理経営について書かれている。 経営にはアソシエイスピリット(行動指針)を持つことが大切、また自分がどういった役割を持つかをはっきりさせる。 テルモや、リッツカールトンにはそれがあるが、果たして看護の世界にそれはあるのか。 言い換えれば、企業愛はあるのか?組織にはいって、そこで何かをなしえたいという企業単位での、目的志向型の発想は薄い気がする。 それをある意味取れえたことばが、看護の目標がチームで共有されないまま、看護者個人がそれぞれ患者との関係を維持してきた。いわゆる抱え込みというもので、献身的な看護ほど、患者ー看護師関係には、他人が入れない領域があるようにも思える。、患者も特定の看護師との関係をとらえ、チークとしても、ケアという大きなものが見られていない。個人主義である。 それが、どんだけ患者のために努力しても、’その場しのぎ’であることに気づかないことが多い。 仲間意識があっても、目標を共有してなければ、患者のためにならず、ひいては、複雑な人間関係を生み出す。そしてそれは、業務以外での問題を引き起こし、個人を疲弊させるのである。 また、ある例では、看護師ー医師関係で、あるベテランナースが、私は看護師ではなく、業務婦だった。もっと若い教育を受けたものから吸収したいと、いう。 病院で看護部が一番多い。病院の経費の50%程度が人件費であるなか、看護部が変われば、病院はかわり、経営も変わってくるだろう。

Posted byブクログ