女たちへのエレジー の商品レビュー
私にとって金子光晴は荷が重すぎて、心がシンクロするには至らないんだけれども、それでもなお、ときどきシンクロする瞬間がある。金子光晴の詩はどれも切なくて寂しい。悲しいかと聞かれればそれはちょっと違う。寂しい。この本はもう1年も以上前に買っていて、ちょっとずつ読み進めてきたものだ。読...
私にとって金子光晴は荷が重すぎて、心がシンクロするには至らないんだけれども、それでもなお、ときどきシンクロする瞬間がある。金子光晴の詩はどれも切なくて寂しい。悲しいかと聞かれればそれはちょっと違う。寂しい。この本はもう1年も以上前に買っていて、ちょっとずつ読み進めてきたものだ。読み飛ばしたり、戻って読んだりしてきた。こないだ読んだときにはただの文字だったものが、今日読んだらそれは世界だった。そういうことがあった。
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