ミシェル・フーコー/情熱と受苦 の商品レビュー

ジェイムズミラー(著者),田村俶(訳者),雲和子(訳者),西山けい子(訳者),浅井千晶(訳者)

2021/12/14

まあ、スキャンダラスな本。

フーコーが、デスヴァレーで、LSDやってハイになる場面が好き。

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シュトックハウゼンを効きながら
LSDで吹っ飛んだフーコーは笑みを浮かべ
星に向かって手を伸ばした

空が炸裂した。星が僕の体に雨のように降り注いでいる。

とても幸せだ
と彼は言った。
今ではもう自分の性的欲望が理解できる。
ぼくたちは我が家に戻らなければいけないのだ。

フーコーのカリフォルニア訪問は彼の人生を変えた。

浅田彰がこの本の悪口を言いまくってたんだけど、気持ちは、分かる。
ようするに、作者は、異性愛者のくせに、同性愛者であるフーコーの人生を描き出せるはずがない。