トルストイ の商品レビュー
私は『セヷストーポリ』『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』だけを知っていて、そこで『光あるうち光の中を歩め』を読み、トルストイの道徳や宗教の世界に足を踏み入れることをなんとなく躊躇していた。この本は、その躊躇していた部分をざっと一望できる。そういう意味では価値ある読書だった。私が...
私は『セヷストーポリ』『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』だけを知っていて、そこで『光あるうち光の中を歩め』を読み、トルストイの道徳や宗教の世界に足を踏み入れることをなんとなく躊躇していた。この本は、その躊躇していた部分をざっと一望できる。そういう意味では価値ある読書だった。私がトルストイの良き生徒になれるかどうかは分からない。
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トルストイの人物像をつかむのにとても有意義だった。「戦争と平和」「アンナカレーニナ」の著者であることと、人生の晩年の思想と生活は極端に乖離しているように見える。それほどに人生の目的を追い求めたトルストイの姿があった。その思想が今、受け入れられるのか、普遍性があるのかは分からないが...
トルストイの人物像をつかむのにとても有意義だった。「戦争と平和」「アンナカレーニナ」の著者であることと、人生の晩年の思想と生活は極端に乖離しているように見える。それほどに人生の目的を追い求めたトルストイの姿があった。その思想が今、受け入れられるのか、普遍性があるのかは分からないが、本心に献身していった「人生の教師」の姿は胸打つものがある。
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「Century Booksは、科学の進歩のかげに、 いまや埋没しようとする人類の精神文化に火を点じ、 豊かな人間形成に資することを意図して刊行われた 若い世代を対象とする新鮮なシリーズです。」 らしい。 実際凄く読みやすかった。 トルストイの生涯、 教育・宗教...
「Century Booksは、科学の進歩のかげに、 いまや埋没しようとする人類の精神文化に火を点じ、 豊かな人間形成に資することを意図して刊行われた 若い世代を対象とする新鮮なシリーズです。」 らしい。 実際凄く読みやすかった。 トルストイの生涯、 教育・宗教・芸術に関する思想 その思想に基づいた喩え話などの内容。 もの凄く衝撃を受けました。 発想の転換というか。 私は基本的にこういう抽象度の高い内容だと 脳みそがついていけなくなるのだけど 分かりやすかったため 結構腹まで落ちるものが多くありました。 トルストイって結構潔癖な人だったのだな と思うと同時に尊敬するようになりました。 久々に良書。
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