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普通をだれも教えてくれない の商品レビュー

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2013/07/15

1998年の本である。 1995年の阪神大震災やオウム事件、1997年の酒鬼薔薇事件などに関連した文章もある。バブルがはじけたのは1992年くらいからだったか… 50年生きてきたが本当に世の中変わってしまった。出産、死、病、性、食事など人が生き物とし存在を強烈に放つ状態は、そう...

1998年の本である。 1995年の阪神大震災やオウム事件、1997年の酒鬼薔薇事件などに関連した文章もある。バブルがはじけたのは1992年くらいからだったか… 50年生きてきたが本当に世の中変わってしまった。出産、死、病、性、食事など人が生き物とし存在を強烈に放つ状態は、そうではない人々に対して周到に隠されるようになった。その結果、私たちは生存=生きるということを実感することが困難になったのではないかというのが鷲田さんの分析である。 エッセイ集なので様々な論議の種が散りばめられていてそこには深い洞察があるようだが知識も経験も乏しいわたしにはそれらをどう扱っていいかわからない。ただ、鷲田さんの数々の問題提起はなんだかどれもこれもがこの身に突き刺さるような感じがするだけだ。まぁ、わたしが弱り切っているだけかもしれないが… 1995年に役所を辞めなければこんな感受性は持てなかったかもしれない。もちろん、人生にもしもはないが、まるでこういう問題を身にしみるようになるために役所を辞めたのではないかと思われるほどである。生来ラディカル(根源的)にものを考えるのは嫌いじゃないので、せっかくだからぼちぼち考えていきたい。 Mahalo

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2015/06/10

烏兎の庭 第一部 雑評 9.5.02 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/hyoko/futuy.html

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