宿敵 の商品レビュー

小杉健治(著者)

2018/10/09

日弁連会長選挙を巡る幼なじみでライバル同士である弁護士と検事の戦い。事実は小説より奇なり、というがこの程度の話では驚かなくなってきた。

2012/07/04

小杉健治氏の長編ということでかなり期待したが、正直、期待はずれであった。
三葉電子・神崎氏の話は全く広がりをみせず、検察国家の話も中途半端であり、テーマを広げすぎ、総てに深みがなくなってしまった。結果的に北見弁護士の過去からの拘りに縛られたお涙頂戴的な小説になった。
今まで多くの小杉健治氏の小説を読んできたが、現時点では最低の評価を付けざるをえない。