我利馬の船出 の商品レビュー
生まれ変わりたい、自…
生まれ変わりたい、自分の国・家族を捨てて、ヨットで脱出する。自分の姿を見つめ、自分の道を必死に見つけようとします。迷っていることがある時に読むといいです。
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全てを捨てて生まれ変…
全てを捨てて生まれ変わりたいと願う16歳の少年我利馬の希望と再生の物語。この素晴らしい本に巡り会えた中・高校生はしあわせだと思います。是非読んで欲しいと思います。
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非常に精神に訴える話で、電車の中で眉間に皺を寄せてけわしい顔をして読んでいる自分に気が付いた。 これは読破するのに気合いがいるな。(1999.8.27HPの日記より) 初めは読むのが辛いほど身につまされる内容。後半は一転して、あれ?っと思うほどのファンタジーに。 でも人の優しさに...
非常に精神に訴える話で、電車の中で眉間に皺を寄せてけわしい顔をして読んでいる自分に気が付いた。 これは読破するのに気合いがいるな。(1999.8.27HPの日記より) 初めは読むのが辛いほど身につまされる内容。後半は一転して、あれ?っと思うほどのファンタジーに。 でも人の優しさについて考えさせることには変わりない。(1999.9.8HPの日記より) ※1999.8.27読書開始 1999.9.8読了 2008.10.12売却済み
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我利馬は25年前の私だった。 自分が嫌いで、生まれ変わりたい私にそっくりだった。 だから、この本の内容に凄く共感した。 我利馬は、生まれ変わるために、ヨットで航海に出かけ、 私は、生まれ変わるために、アメリカへと渡った。 我利馬は、自分の居場所を見つけた。 50歳の私も、結婚して...
我利馬は25年前の私だった。 自分が嫌いで、生まれ変わりたい私にそっくりだった。 だから、この本の内容に凄く共感した。 我利馬は、生まれ変わるために、ヨットで航海に出かけ、 私は、生まれ変わるために、アメリカへと渡った。 我利馬は、自分の居場所を見つけた。 50歳の私も、結婚して居場所を見つけたような気がしている。 居場所を見つけるまでの、時間と空間の旅、 苦しみと悲しみを乗り越える旅、 嵐の中、彷徨い、何度、雨の中立ち尽くしたのか? 自分を受け入れてくれる人と場所、 自分が苦しみと共に成長することで勝ち取った 現在。 でも、今でも、25年前と少しも変わってないな、と自分に対して感じることがある。 三つ子の魂百まで、と言うか。 結局、生まれ変わることは出来なかった。 でも、少しはマシになれた。 人生とは旅だろう。 昨日の自分より少しマシになるくらいの旅だ。 生まれ変わることは出来なかったが、我利馬と共に、 居場所を見つけ、お互い良かったね、と思いながら、 僕は、これからも、この本を読んでいくのかもしれない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
出だしの一文、「生まれ変わりたいと思うことが生きがいの人間にとっては、自分の国も家族も必要ではない」でひきこまれた。(おっさん)に出会って我利馬は変わっていく。誰でもの住人であるおっさんは人間が不確かなものである限り、それを正直に見る勇気を与えてくれた。一人の人間がこうだと信じている世界はほんとうは小さくて狭いものだ。自分を改造するためには、自分の中にものの不思議を不思議なものとして認める態度を持つべきだった。そこから自分の中にも存在する不思議が見え出してきて、せかいを大きく捉えようとするし、なによりも自分の持っている不可解さ、あるいは何かの時に人がたじろいでもそれを軽蔑するような人間にならないで済む。我利馬は自己愛以外の愛に気づいていく。
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少し内容の難しい児童書といった印象でした。 恐らく子ども向けだと思うんですけど私が子どもの頃読んでも理解出来なかっただろうなあと思います(普段から本に親しんでる子なら楽しめるかもしれませんが)。 個人的には教訓と感動は所々ありますが共感はしづらかったですね。 灰谷さんが教育者で...
少し内容の難しい児童書といった印象でした。 恐らく子ども向けだと思うんですけど私が子どもの頃読んでも理解出来なかっただろうなあと思います(普段から本に親しんでる子なら楽しめるかもしれませんが)。 個人的には教訓と感動は所々ありますが共感はしづらかったですね。 灰谷さんが教育者であること前提で、その視点から学ぶべき点はありましたが、普通の物語としては少し説教くさくてあまり好みではありませんでした。 母親と弟たちはどうなったのでしょうね…。 2013.08.06
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灰谷健次郎作品の中でも、とても気に入っている一冊です。 読んだ時期も関係していたのでしょうけれど とても心に響いた本です。 とても思い合っている2人がいたとして、どちらかが幸せでなければ別れを決断しなければならない。 ズシンときましたねー。
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ファンタジー作品の割にはなんかリアル。 灰谷さん特有の心温まるような感じは少なかったがこれはこれで面白かった。
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意外な結末である。題名の意図するところは何であるのかを考えた。スウィフトの「ガリバー」のことも考えたが、著者は(他の作品を読んで感じたのだが)非現実的なことを書くのだろうかか?また、「ガリバー}同様に、物語が進むにつれて、漂流し大人の国へ行き着き、最後には夢であったと落ち着くのか...
意外な結末である。題名の意図するところは何であるのかを考えた。スウィフトの「ガリバー」のことも考えたが、著者は(他の作品を読んで感じたのだが)非現実的なことを書くのだろうかか?また、「ガリバー}同様に、物語が進むにつれて、漂流し大人の国へ行き着き、最後には夢であったと落ち着くのかと思った。しかし、それは裏切られた。面白いように。 第1章、だれでものおじさん。人生のつらい面を見ていて現在がある。第4章クチェ老人、多くのことを悟っている。ガリバー少年が、これから、だれでものおっさんのように苦労を超えていくということが予想された。他方、時代背景とは何らかの関連があるのだろうか?だれでものおっさんに感動はあったものの、その他のところは他の小説の受け売りのような感じがした。
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小学校低学年の時に読んだ本。 現実からファンタジーへの飛びっぷりに混乱して、 何読んでたのかわからなくなって最初に戻った本って印象が強い。 同じくらい面白かったって記憶も強い。 そのうちまた読み直したい。
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