はじめてのギリシア悲劇 の商品レビュー
ギリシア悲劇の入門書…
ギリシア悲劇の入門書です。アイスキュロス・ソポクレス・ エウリピデスといったギリシア3大詩人の主な作品を抽出してやさしく紹介しています。本書を読まれた方は、是非原典を。
文庫OFF
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ギリシア悲劇の入門書です。アイスキュロス・ソポクレス・ エウリピデスといったギリシア3大詩人の主な作品を抽出してやさしく紹介しています。本書を読まれた方は、是非原典を。
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ギリシア悲劇について三大詩人の作品を中心に背景理解の手ほどきをしています。ちょっとかじった人の確認やライトユーザーのガイドとしてはいいかと思います。
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う~ん、これはビミョーな本ですねぇ。 KiKi の場合、既に蔵書入りしていながらもその厚さからなかなか手を出せずにいるちくま文庫の「ギリシア悲劇 全4巻 (第1巻:アイスキュロス、 第2巻:ソフォクレス、 第3~4巻:エウリピデス)」への1つの弾みにでもなれば・・・・・というこ...
う~ん、これはビミョーな本ですねぇ。 KiKi の場合、既に蔵書入りしていながらもその厚さからなかなか手を出せずにいるちくま文庫の「ギリシア悲劇 全4巻 (第1巻:アイスキュロス、 第2巻:ソフォクレス、 第3~4巻:エウリピデス)」への1つの弾みにでもなれば・・・・・ということで図書館から借り出してきた1冊だったんだけど、そういう意味では大正解の1冊でした。 と言うのも、 ああ、これを読むんだったら、ギリシア悲劇本編を読んだ方がいいかも・・・・・ と思わせてくれる内容だったからです。 と言うのもね、数あるギリシア悲劇から17編を選んでその「あらすじ」らしきものが抜粋されている部分がこの本のメインパーツなんだけど、正直なところその抜粋の仕方の問題なのか、あらすじのまとめ方の問題なのか、正直なところ KiKi には「う~ん、この程度の内容の話なんだろうか?」と感じられちゃうことが多かったんですよね。 要は昼ドラ的なまとめ方になっているというか、表層的な感じがしちゃうというか・・・・・ ^^; とは言っても「プロローグ」部分に書かれているギリシア悲劇成立の背景とか、上演された舞台や形式の解説、三大詩人のプロフィールなんかは、かなり有益な情報だったし、全部で4つ掲載されているコラムとその前に置かれた神々や古代王家の系譜な~んていうあたりは、KiKi には嬉しい部分で悲劇本編を読むだけではわからないことのイメージが膨らんで、得した1冊という印象もあったりするんですよ。 ま、要するに、これは当たり前と言えば当たり前のことなのかもしれないけれど、「ギリシア悲劇」そのものは人様のフィルターを通された「あらすじ」を読むようなものではない・・・・ということなのだろうし、逆にそれらの作品そのものではなく、それらの劇がどんな時、どんな場所で、どんな風に演じられたのかというあたりはこの手の解説本がなければ、現代の劇場で演じられる演劇との違いがわからない。 つまり両方を知ることによって、ようやく全体像が見えてくる・・・・・・そういうことなんだろうなぁと感じました。 (全文はブログにて)
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