アフリカの智慧、癒しの音 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
10年以上前、アレクサンダー・テクニークのレッスンで紹介されたのをきっかけに読んだ本。その後ドラムを趣味で習い始めたこともあり、再読。 筆者の出身部族、ミニアンカの習慣、アニミズム、通過儀礼、価値観、習俗等を詳細に説明しているのは、音楽が共同体において調和のとれた生き方をしていく上で欠かせない存在だから。ミニアンカでは音楽は単なる楽しみや慰みではない。時には心のバランスを崩して苦しんでいる人の助けに使われるほど重要な役割を果たしており、この場合、音楽家は高度な観察力や洞察力を駆使し、相手に合わせた音楽を選択し、演奏する必要がある。 音楽、ことにリズムの本来的役割はもともとこうしたものだったのではと想像する。
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音楽の本当の存在意義、本当の力、そのポテンシャルについて認識を改めました。その村や共同体の人々を幸せにし調和させ、病気を治す為にある音楽。神々や精霊や祖先の魂と人間を調和させ仲介する音楽。目に見えない世界と人間の世界を繋ぐ音楽。音楽が目に見えない世界にも影響を与えていたとは驚きで...
音楽の本当の存在意義、本当の力、そのポテンシャルについて認識を改めました。その村や共同体の人々を幸せにし調和させ、病気を治す為にある音楽。神々や精霊や祖先の魂と人間を調和させ仲介する音楽。目に見えない世界と人間の世界を繋ぐ音楽。音楽が目に見えない世界にも影響を与えていたとは驚きです。西洋の音楽はそれら本来の音楽の役割りを忘れ、人間やそこ土地の精霊に悪影響を与えているので、現代社会では病んでいる人や暴力的な人が多いとの指摘は新鮮でした。素晴らしい本です。
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アフリカンダンスを習ってたときにヒーリングとダンスの関係に興味があって、この本にはまってた。そういえばCDまで買っちゃってたなー。訳は民俗音楽学者である柳田さん。
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