皇国の守護者(1) の商品レビュー
架空の世界を舞台に<…
架空の世界を舞台に<皇国>と<帝国>の戦争を描いた作品です。文化や、地形のモデルとしては日本、ロシア、ドイツなどと思われますが、丹念に作られた世界観がとても魅力的です
文庫OFF
途中まで読んでずっと放置してたのですが(以前読んだ時は龍すら出ていなかった)、久々に開いたら捲る手が止まりませんでした。読書にタイミングってあるんだなー。コミカライズ版もそのうち読もう。 軍隊とか装備に興味のない人はその辺斜め読みでもいいんじゃないかな...。
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これは面白い!ファンタジーの世界観の中で書いたガチな戦略軍略もの。漫画版と間違えて買った小説版だったけど、間違えて正解だったw でも漫画版も買おうw
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読んだきっかけ:漫画が面白かったから。 かかった時間:1/25-1/27(3日くらい) 内容:1巻は、北嶺からの撤退戦の開始から苗川防衛戦途中まで。 漫画が大変面白かったため読み始めたのですが、漫画の完成度が高いなと思いました。もちろん原作には漫画にはない魅力(より詳...
読んだきっかけ:漫画が面白かったから。 かかった時間:1/25-1/27(3日くらい) 内容:1巻は、北嶺からの撤退戦の開始から苗川防衛戦途中まで。 漫画が大変面白かったため読み始めたのですが、漫画の完成度が高いなと思いました。もちろん原作には漫画にはない魅力(より詳しい設定や時代背景描写)がたくさんありますが、ことエンタテイメントとしてみたとき、どうしても漫画をすすめてしまいますね。 とくに、小説の方は少し描写に不親切(感情が理解しにくかったり……)なところがあるように感じられましたが、漫画の方は上手に描いてたな、と……。 でも、もちろん小説の方が、より作戦が詳しく解説されていたり、十分面白いんですけどね!
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卑屈で臆病な復讐心と執念の化身の様な男が、それのみを武器として侵略者と戦い、身内と戦い、全てを打ち倒し、蹂躙し、望みを叶えて行く。 彼程に卑屈でもなく、臆病でもなく、良心と道徳を持つ純朴な唯人達は、そんな彼の損得と打算によって導き出され、卑屈と臆病で執拗な迄に裏打ちされた言動を英...
卑屈で臆病な復讐心と執念の化身の様な男が、それのみを武器として侵略者と戦い、身内と戦い、全てを打ち倒し、蹂躙し、望みを叶えて行く。 彼程に卑屈でもなく、臆病でもなく、良心と道徳を持つ純朴な唯人達は、そんな彼の損得と打算によって導き出され、卑屈と臆病で執拗な迄に裏打ちされた言動を英雄視し、"皇国の守護者"と持ち上げる。 そして彼は、それらの評価を嫌悪し、呪う。でなければ、"必要である"と利用する。 英雄、偉人とは望んで成るモノではない。 成るざるを得ないから成るのだ。 例えそれをどれだけ嫌悪していようとも。
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氷雪舞う「皇国」最北の地に鋼の奔流が押し寄せた。最新の装備に身を固めた「帝国」軍の破竹の進撃に「皇国」軍は為す術なく壊走する。敵情偵察を命じられた殿軍の兵站将校、新城中尉は僚友の為、剣牙虎の千早と共に死力を尽くし、敵の猛攻に立ち向かうが…。
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漫画でハマったので活字の方へ移行。セリフが漫画とほぼ同一で、とりあえず活字で読み直している感じ。おかげでスッと入れる感じ。
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かぎりなく日本に近いどこか架空の戦時中のお話。 皇国は巨大な帝国に突然侵略を受ける。島国ゆえに長らく他国からの宣戦に縁がなかった彼らは苦戦を強いられ北方領土を失ってしまう。残された皇国の軍を救うために一人の少佐が駒となり、帝国を足止めしなくてはならない。たった600人の兵たちで。...
かぎりなく日本に近いどこか架空の戦時中のお話。 皇国は巨大な帝国に突然侵略を受ける。島国ゆえに長らく他国からの宣戦に縁がなかった彼らは苦戦を強いられ北方領土を失ってしまう。残された皇国の軍を救うために一人の少佐が駒となり、帝国を足止めしなくてはならない。たった600人の兵たちで。 孤児だった彼は育て親という巨大な権力ひとつしかもてない。 皇国軍は成果を挙げる一介の兵士を好まない。 死せる英雄を喜ぶのだ。(本文引用) 敵をどれだけ蹴散らしても味方に背後から狙撃される時代。 新城直衛は臆病で小心ゆえに目の前の恐怖と戦うのだった。
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タイトルからファンタジーものかと思っていたら、近世的な戦記ものだった。と思ってたら、やっぱりファンタジーだった。というような作品。 フリントロックガンの兵隊を軸とした戦争の戦略、戦術が描かれており、この手の戦争にあまり興味がなかった自分としては新鮮なものに映った。そもそも銃を用...
タイトルからファンタジーものかと思っていたら、近世的な戦記ものだった。と思ってたら、やっぱりファンタジーだった。というような作品。 フリントロックガンの兵隊を軸とした戦争の戦略、戦術が描かれており、この手の戦争にあまり興味がなかった自分としては新鮮なものに映った。そもそも銃を用いた戦争が好きではない。AOCでもコンキスタやイェニチェリには興味が湧かないし、オスマンとイスパニアは使う気が起こらない。弓こそ至高。剣と槍と騎兵こそ戦争の華。投石機や破城槌にはロマンを感じずにいられない。銃なんて冒涜にして外道。 そんな自分ではあったが、本書を読んでいると銃には銃の事情や戦術があることを知り楽しむことができた。また特筆すべきは剣虎兵だろう。虎を連れた兵士という特殊な存在がテーマのひとつなっている。
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