システムとしての「森-川-海」 の商品レビュー
・寒冷域の海は酸素や二酸化炭素が多量に含まれているため、生物生産性が高い。 ・動植物の遺骸が腐敗・分解した有機物(マリンスノー)は、毎年116億トン発生して水温が異なる境界域に集まる。海に含まれる溶解性有機物は2兆トンと推計され、海洋中の動植物の総量の300倍に及ぶ。植物プランク...
・寒冷域の海は酸素や二酸化炭素が多量に含まれているため、生物生産性が高い。 ・動植物の遺骸が腐敗・分解した有機物(マリンスノー)は、毎年116億トン発生して水温が異なる境界域に集まる。海に含まれる溶解性有機物は2兆トンと推計され、海洋中の動植物の総量の300倍に及ぶ。植物プランクトンの総量は17億トン、年間生産量は5500億トン。動物性有機体の総量は325億トン、年間生産量は560億トン。 ・利根川上流域のダムの貯水能力は年間降水量の5%程度だが、森林の有効貯水量はダムの10倍に上る。 ・西暦50〜200年の間、小河川を対象にした水田開発が行われ、人口は70万人から250万人に増加した。その後の古墳時代から平安初期までに多くの溜池がつくられた。平安時代から室町時代までは、水田耕作面積はさして増えなかった。 ・水田の洪水調節容量はダムの2倍強に相当する。 ・大陸棚は海洋面積の7%に過ぎないが、世界の漁獲量の90%以上を占める。 ・保安林は全国の森林面積の34%(国有林の半分、民有林の26%)を占める。保安林のうち、水源涵養林が72%、土砂流出防備林が23%を占める(重複あり)。
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