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ねこぢる純粋理性批判 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2017/04/22

1998年にこの世を去った漫画家ねこぢるをその残された作品を分析することにより、人となりや魅力をあぶりだそうとした本。この本自体もねこぢるが亡くなった年と同じ’98年出版。 タイトルの「純粋理性批判」は大げさすぎだし、そもそも「批判」をしているわけではなく、むしろ作品の解説を主と...

1998年にこの世を去った漫画家ねこぢるをその残された作品を分析することにより、人となりや魅力をあぶりだそうとした本。この本自体もねこぢるが亡くなった年と同じ’98年出版。 タイトルの「純粋理性批判」は大げさすぎだし、そもそも「批判」をしているわけではなく、むしろ作品の解説を主とした、ねこぢる礼賛本である。 なので、ねこぢる作品を好きな人であれば、著者の各作品の視点は楽しめると思うし、違った発見があるのではと思う。 近い将来再評価されて欲しい作家のひとりである。

Posted byブクログ

2009/10/04

ねこぢるの夫である山野一氏の協力を得ていて、ねこぢるy(山野一)の書き下ろし作品が掲載されているほか、作品からの図版などの引用が多数あること、丁寧にエピソードなどを拾っていることには好感が持てるのだが、分析が稚拙で浅すぎる。これを読んでも新たな発見があったり、ねこぢるの作品への理...

ねこぢるの夫である山野一氏の協力を得ていて、ねこぢるy(山野一)の書き下ろし作品が掲載されているほか、作品からの図版などの引用が多数あること、丁寧にエピソードなどを拾っていることには好感が持てるのだが、分析が稚拙で浅すぎる。これを読んでも新たな発見があったり、ねこぢるの作品への理解が深まることは無かった。

Posted byブクログ