奇人は世界を制す エキセントリック の商品レビュー

荒俣宏(著者)

奇人は奇人を知る、と…

[文庫ＯＦＦ]

奇人は奇人を知る、というより、奇人は奇人が好きだ、といえるだろう。水木しげるしかり、そしてその弟子を自任される荒俣氏しかり。クマグスや外骨、そして水木しげる本人も。相通ずるものをもつものにしか書けない本かもしれない。

古今東西の奇人変人を…

[文庫ＯＦＦ]

古今東西の奇人変人を紹介した本。やはり人間は記録より記憶に残る人の方が後世に影響を与えるものなのだろう。

2010/08/28

　ちょっと変わった博物学関係の人を取り上げたエッセイ。案外知らない人が多かったけど、それぞれの人がみんな魅力的だった。いろんな所に発表したエッセイを集めたもののためか、全体としては食い足りなくて、それぞれの人についてもっとたくさんのことを知りたくなった。
　作者自身もかなり奇人のように思えてくるのがいい。
2006/3/28

2010/05/22

荒俣宏という人は博物物書きであって博物学者ではないなと実感する。読み物としては面白いが事実誤認が多いので鵜呑みにすると危ない。

2009/10/07

内容（「BOOK」データベースより）
植物、虫、粘菌、妖怪、博物学。あるジャンルに過剰なまでに魅せられた人々を、世に奇人ともオタクとも呼ぶ。しかし侮るなかれ、権威に属さない異才の人々にこそ、才能は宿り、神の祝福はある。南方熊楠、牧野富太郎、宮武外骨、水木しげる…など、古今東西の偉才奇才を網羅した本書で知る、「知」の別世界。

2009/10/04

世の奇人変人…南方熊楠，アラン・チューリング，幕末〜明治の天才技師・小林作太郎について等々，荒俣氏所蔵の貴重な古文献をもとに語り上げていく，天才達の物語。とにかく面白い話が盛りだくさん。