鳥頭紀行ぜんぶ の商品レビュー
再読。僕が西原理恵子のことをはじめて知ったのは、学生の頃、雑誌『マルコポーロ』の鳥頭紀行だった。一読「なんだ、これは」と思った。そんなわけで、とくに最初のほうは読んでいてやたら懐かしい。本の中ほどでは、鴨ちゃんも初登場(タイ編)。とにかくギャグが多い。テンポが早い。間がいい。そん...
再読。僕が西原理恵子のことをはじめて知ったのは、学生の頃、雑誌『マルコポーロ』の鳥頭紀行だった。一読「なんだ、これは」と思った。そんなわけで、とくに最初のほうは読んでいてやたら懐かしい。本の中ほどでは、鴨ちゃんも初登場(タイ編)。とにかくギャグが多い。テンポが早い。間がいい。そんなわけで、何度読んでも面白い。"1ネタ/1~5コマ"の超高速で短編コントが連発され、しかもそれが一本のドラマになってる。漫画と呼ぶことが憚られるほどに言葉やら写真やら、とにかく破格の情報量がつめ込まれていながらも、絵が「エッセイの添えもの」になってしまうどころか、驚くほどオーソドックスに「漫画」してる。「鳥頭紀行」って、特異な西原さんの漫画のなかでも特異な1ジャンルを作ってしまっていて、他に比較できるものがない。「なんだ、これは」って、何度読んでも驚く。
Posted by
この本の文庫版が出ているのを知り、びっくりした。私には、ぜったいに読めない(見えない)・・・よく出版されたと思う。
Posted by
鴨ちゃんとの出会いのエピソードが! 西原さんもその周りの人たちも、強くてはちゃめちゃで面白いです。
Posted by
- 1