イエスの遺伝子 の商品レビュー
ダン・ブラウンを読み尽くした直後、何か似たテイストのものをと探していて気になり読んでみた。キリスト教圏で本作を発表するのはかなり勇気が必要だったのでは。『勇午』でキリストのクローンを試みる話があったことを思い出した。 登場人物の描写はリアル。キリストをあくまでもヒトとして捉え、奇...
ダン・ブラウンを読み尽くした直後、何か似たテイストのものをと探していて気になり読んでみた。キリスト教圏で本作を発表するのはかなり勇気が必要だったのでは。『勇午』でキリストのクローンを試みる話があったことを思い出した。 登場人物の描写はリアル。キリストをあくまでもヒトとして捉え、奇跡を科学的に見つめる視点もユニークで、解釈に説得力もある。 難点は文章。訳の問題かもしれないが、コチコチでやや読み辛い。ヤマ場に入るとぐいぐい引き込まれて読めたが、そこに至るまでかなり頑張らないと読み進められなかった。
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家の本棚で目について、読み始めたが以前に読んでいたことを思い出した。遺伝子研究の科学者、宗教の秘密結社、それを狙う国際的殺し屋の三つ巴の話だが、この種の話、微妙に私の趣味とずれているんだな、と最近認識してきた。どうしよう、もう一度読むか、ここでやめるか。
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まんぼーちゃんに勧められて読んでみた。(ちゅうに病っぽくて一番好きとのこと) 印象はダヴィンチコードに近いかな。 やはり宗教観は理解できない部分もあるけど、全体的にはテンポよく面白かった。 最後の余韻が~ ちょっとモヤモヤ。
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大学のレポートの課題で読んだ。科学か倫理か、いろいろ考えさせられた。個人としては、子どもは授かりものだと考えるから、ここまで科学で明らかにされちゃうのは、ちょっとご遠慮願いたい。
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着目点、スピード感共に抜群にいい。非常に多くの内容を詰め込んでいるがまとまりがいいため気にならない。読み始めは会話や説明がまどろっこしい感じがするが、途中からは気にならなくなる。
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私はマイケル クライトンのファンだが、邦訳で読むとクライトンが書いたと言ってもわからない気がする。 処女作ということだが、かなり念の入った書きぶりで、クライトンの作品と同じく始めから映画化されることを念頭に書かれている感じ。 話は大変面白かった。でも、最後に、マリアの死体がな...
私はマイケル クライトンのファンだが、邦訳で読むとクライトンが書いたと言ってもわからない気がする。 処女作ということだが、かなり念の入った書きぶりで、クライトンの作品と同じく始めから映画化されることを念頭に書かれている感じ。 話は大変面白かった。でも、最後に、マリアの死体がなくなっていたとか、次のブラザーフッドのファーザーの話とかで終わっていて、如何にも続きます〜っていうのは、ちょっと反感を感じてしまった。 原題は、「The Miracle Strain」なんで、奇跡の病原菌(ウィルス)とか、そういう意味ですよね。奇跡の治療の原因は、結局このStrainなので、こちらの方がすっきりするかも。 多分、キリスト社会ではイエスのというのはダイレクト過ぎるから、使うのを避けてるのかも。奇跡と言えばイエスだし。 一方、日本では、奇跡とキリストが直接ピンと来ないので、親切に「イエスの遺伝子」をタイトルにしたのかな、、と思います。 2006年8月23日 読了。
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ダン・ブラウンっぽくて、読みやすく一気読み。 最近の海外ミステリは宗教を絡めたネタが流行りなのかな?
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夢中になって一晩で読み終えたくらいです。 面白かった。 当時はありえないような技術も今ではかなり進歩して 話の世界に近づいてるような。 当時の本の帯に映画化みたいなことが書かれていたけれど そのまま立ち消えなのかな… 時間があれば再度読みたいと思います。
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2012年一冊目の読了。 自分の好きな医療・テクノロジー・宗教というテーマがみごとに まとめられた一冊。 それぞれのテーマについて考えさせられるものだった。
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「ゴッド・クローン ~ イエスの遺伝子」という映画を見た。 イエス復活計画で、原題は Revelation。全米で上映禁止らしい。 ただその興味だけで鑑賞してみたのだが、内容はさほど刺激的ではない。なぜこの映画は上映禁止なんだろう? 教会を侮辱するからなんだろうな。その辺...
「ゴッド・クローン ~ イエスの遺伝子」という映画を見た。 イエス復活計画で、原題は Revelation。全米で上映禁止らしい。 ただその興味だけで鑑賞してみたのだが、内容はさほど刺激的ではない。なぜこの映画は上映禁止なんだろう? 教会を侮辱するからなんだろうな。その辺、日本人は理解しにくいね。加えて邦題も悪いなぁ・・・。 2000年前のイエスの遺伝子を探してクローニングする。それがどれほど政治的に大事なのか不明だが、これが国を挙げての秘密作戦になっている。結果は成功し、イエスの遺伝子を持つクローン赤ちゃんが誕生する。 同じ頃、イエスの直系を父(こいつが主人公)に、マリアの直系を母(こいつがヒロイン)に持つ自然出産赤ちゃんが誕生する。 それで物語は終わるのだが、前半の謎解きもイマイチだし、結末もたいした内容ではないような気がするなぁ。SF色もないし、唐突だし、くだらないお話だ。 さて、本題。思い出したのが「イエスの遺伝子(マイクル・コーディ)」という本。 パラサイト・イブの瀬名秀明氏絶賛というから私と好みは同じかな。 もっとも私自身が「イエスの遺伝子」を読んだのは「パラサイト・イブ」よりもずっと前であり、そのころ瀬名氏のことは知らなかったのだが・・・。 「イエスの遺伝子」のお話は途中を別にして、ラストがすっきり気持ちよかったのを覚えている。この結末はマイクル・クライトンのスフィアのようにポンと能力を忘れるのではなく、選ばれた科学者たちが強力な治癒能力を持つイエスの遺伝子を自身に引き継ぐというものだった。 作者のマイクル・コーディーは「マイクル・クライトンの再来」といわれているらしいのだが、この著作(デビュー作だったと思う)以外はあまり目立たない気がする(私が知らないだけかも)。でも、ラストの心地よさはコーディーが一枚上手だと思う。面白かった本である。
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