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生命の宝庫・熱帯雨林 の商品レビュー

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2015/11/15

現在、熱帯雨林は急速に消失しています。このまま行くと数十年後には1割くらいしか残らないだろうと言われています。熱帯雨林の消失は環境問題つまり地球温暖化の要因の1つともみられています。そして熱帯雨林にはきわめてたくさんの生物が分布しています。この生命の多様性を何とか保護しなければな...

現在、熱帯雨林は急速に消失しています。このまま行くと数十年後には1割くらいしか残らないだろうと言われています。熱帯雨林の消失は環境問題つまり地球温暖化の要因の1つともみられています。そして熱帯雨林にはきわめてたくさんの生物が分布しています。この生命の多様性を何とか保護しなければなりません。こういう熱い思いが本書の至る所で切々と語られています。まだまだこれからやりたいことがいっぱいある、そんな気持ちが伝わってきます。しかし残念ながら、本書の著者である井上さんは昨年飛行機事故で亡くなられました。飛行機は、彼自身が愛し、研究生活のすべてをそそいだまさにその熱帯雨林の中へ墜落したのです。本書を1人でも多くの方が読まれ、熱帯雨林に興味を持ち、その保護に関心を持たれることを願っています。解説にもありますが、私もまた本書の最後の1文を涙なしには読めませんでした。(こういう本はぜったい残していかないかん。新しい形で売り出してや!)

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2013/08/04

(1999.06.25読了)(1998.05.02購入) (「BOOK」データベースより)amazon 夢やロマンをさそう熱帯雨林。その熱帯雨林の研究がここ数十年で急激に進展した。驚異的な種多様性と、その中で暮らす生き物たちの生態が明らかになりつつある。本書では最新の研究成果をも...

(1999.06.25読了)(1998.05.02購入) (「BOOK」データベースより)amazon 夢やロマンをさそう熱帯雨林。その熱帯雨林の研究がここ数十年で急激に進展した。驚異的な種多様性と、その中で暮らす生き物たちの生態が明らかになりつつある。本書では最新の研究成果をもとに、イチジクとイチジクコバチ、オオバギとアリなど、植物と昆虫が繰り広げる巧妙で合理的な共生関係を中心に、熱帯雨林の興味つきない生態を紹介する。

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2009/10/07

1997年に亡くなった京都大学教授 井上民二。 ジャングルの生態系の中心は地上面(林床)ではなく、 林冠(木の上)にあるという考え方を日本で初めて紹介した人物。その概略本です。 また、昆虫の共生関係とは、 熾烈な生存競争の果てに生まれる均衡であることをこの本で改めて教えられまし...

1997年に亡くなった京都大学教授 井上民二。 ジャングルの生態系の中心は地上面(林床)ではなく、 林冠(木の上)にあるという考え方を日本で初めて紹介した人物。その概略本です。 また、昆虫の共生関係とは、 熾烈な生存競争の果てに生まれる均衡であることをこの本で改めて教えられました。

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