『ザ・タイムズ』にみる幕末維新 の商品レビュー
表題に『ザ・タイムズ』とあるものの、他の国内外文献による日本開国前後概観。 『ザ・タイムズ』ほかからの引用の範囲がわかりにくい、文献記載なのか著者意見なのかもわかりにくい、などはあるが、開国前後を概観し、頭の整理整頓をするには良い解説書。
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1998年刊行。近代外交の幕開けとなったペリー来航以降の主として日英関係について、英国新聞「ザ・タイムズ」や関係者(特に駐日英国人)著作の資料から、両国の政治的意図等を詳らかにしようとするもの。イギリス議会における生麦事件・薩英戦争始末に関する議論は、視点が新鮮で非常に興味深い。また、条約改正交渉におけるイギリスのスタンスも本書にて明快に説明されている。その意味で、三・四章は非常に有益であった。
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表題こそタイムズを冠しているが、 これにこだわらず様々な海外の資料を用いて 当時日本がどのように見られていたのかを記す。 江戸の泰平を覚ましたことによる葛藤が 西洋人にあったことには素直に驚いた。 また、その他にも新しい視点が数多くあり参考になる。
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違う切り口から日本を知りたいなと思い、読んでみました。 が、幕末というか、ペリー来航と西南戦争関係ばかりで もっと具体的に言うとほぼ薩英戦争のことばかりで、 私の知りたかった全般的なことはあまりなかったです。 日本人という民族についてどう思っていたのか、 武士について、とかそういうことはかなり少ない抜粋にとどまっておりました。 でももちろん、こう見られていたのか、とか こういう事情があったのか、といろいろと勉強になりまし
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