殺意をえがく子どもたち の商品レビュー
1998年の本である。酒鬼薔薇聖斗の事件の後にどうしても子どもたちの追い詰められた現状を世に知らしめたいと書かれたものである。それから16年。子どもたちの心はどのくらい荒みをましたのだろうか? 少なくとも私の心は荒んだ。と思う… でも生きていかなきゃ。 みんなそう。 虐待は増...
1998年の本である。酒鬼薔薇聖斗の事件の後にどうしても子どもたちの追い詰められた現状を世に知らしめたいと書かれたものである。それから16年。子どもたちの心はどのくらい荒みをましたのだろうか? 少なくとも私の心は荒んだ。と思う… でも生きていかなきゃ。 みんなそう。 虐待は増えたんだろうな。幼児虐待は現代の間引きだという人もいる。でも、みんな生きていかなきゃならないんだな。生きていかなきゃ… Mahao
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2008.04.07読了 エゴグラムで自分を見る限り、 思うほどにひねくれた人間ではなかったな。 母と子だけになる、閉塞的な環境。 父親の不在。 母性社会。
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わずか16年という時間で子供たちが大きく変わったことがわかる本。ここまで子供たちが追い詰められているのかと思うと非常に切ない。 お父さん&お母さんになる人にぜひ見てほしい。
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この本では、東京西部の四つの市における小学校四校で、1年生から6年生までの一クラスずつ、計183名の小学生に、検査等を行ったもので、1981年に長野県伊那市の小学生241名との比較が考察されている。特徴的だったのは、子どもの絵が全体的に現実感が乏しくなり、図式的になったこと。また...
この本では、東京西部の四つの市における小学校四校で、1年生から6年生までの一クラスずつ、計183名の小学生に、検査等を行ったもので、1981年に長野県伊那市の小学生241名との比較が考察されている。特徴的だったのは、子どもの絵が全体的に現実感が乏しくなり、図式的になったこと。また、問題のある絵が多くなっただけでなく、個人差が非常に大きくなり、示されている問題もまったくバラバラになった印象が強いということだという。また、以前同じ学年では、ほぼ平均的な絵が描かれていて、発達検査や知能検査に使われることもあったにもかかわらず、今回の結果では、学年の見当がつかないものになっているらしい。本書では、なにがどのように問題なのか、さらに詳しく分析していて、心理学者の視点がよくわかるように書かれているので、我が子や生徒に絵を描かせ、読み取る際にも、お役立ちというカンジがある。
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