ネーミング大全 の商品レビュー

木村和久

2022/04/30

　商品などの名前の由来などをまとめたもの。古臭さを感じる本ではあるが、取り扱っている商品等が、令和の現代でも生き残っているものが多数見受けられ、その由来と長命の理由に、思うに名前の持つ力強さや、製作者の願いが込められているからなのであろう。
　そう思うとまさに名前をつけるということは、まさに魂を入れ、企業の命運を左右することなのだと思わされる。
　売れる名前には、アイドマの法則((アテンション(注意を引く)、インタレスト(興味を喚起する)、デザイアー(欲求を持つこと)、メモリー(商品を記憶すること)、アクション(商品を買うこと))というのがあるとのこと。
　意識せずに売れている商品は、そういった枠にはいっているのであろう。