時鐘館の殺人 の商品レビュー

今邑彩(著者)

キター!傑作中の傑作…

[文庫ＯＦＦ]

キター!傑作中の傑作!これを読まなきゃ、新本格ファンじゃない!と思ったら在庫無しかよ…

６つの短編ミステリー…

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６つの短編ミステリーです。最初の話はいまいちだったけど、それ以外はとても面白かったです。

全6編の短編集です。…

[文庫ＯＦＦ]

全6編の短編集です。どれも凄く面白いです。タイトルにもなっている「時鐘館の殺人」では短編自体がとても凝っていて楽しめました。最後の行まできっちり読んでください。

面白くて、一気に読み…

[文庫ＯＦＦ]

面白くて、一気に読みました。犯人探しに、夢中になりました。

ミステリやホラーなど…

[文庫ＯＦＦ]

ミステリやホラーなど、いくつもの違った味が楽しめる短編集。表題作はストーリーより仕掛けが面白い。

2012/07/18

基本はミステリですが、ちょっぴりホラー風味だったり、ちょっぴりSF風味だったり、飽きずに楽しめました。

個人的には、ちょっぴりSF風味の「あの子はだあれ」が好き。切ないラストで、胸が締め付けられました。表題作「時鐘館の殺人」はコミカルな語り口調で書かれているのに、内容はブラック。このアンバランスさが読んでいて楽しいですね。

2011/11/06

生ける屍の殺人
「生ける屍」というスナックのママ。世情に感知しないので殺人事件の犯人の疑いをかける。その殺人事件は、推理小説。犯人の女は、遅刻してやってきた編集者

黒白の反転
突然、引退した女優姉妹の家に大学生が泊まる。社長の息子と婚約した女子大生が殺される。社長の息子を追い込むと逃げ出し、たまたま車に轢かれた。犯人はリーダーの男。動機は嫉妬。
女優が眼が見えなかった。交通事故のせい。自分が愛した映画監督が妹との結婚を決めていたのを知り、事故を起こした。監督は死んだ、自分は目をやられた。妹は何もしらない。

隣の殺人
隣の夫婦喧嘩。旦那が殺されたらしい。実は、自分の家のことだった。
自分が夫を殺していた。

あの子はだあれ
パラレルワールド。こちらと、むこうで死んだ子供が違う。

恋人よ
連絡をとらなくなった。間違い電話のメッセージ。妊娠した。一人で生む。
死んでしまった。一部を送ります。箱が届く。実は彼女の友達の仕業。
連絡してあげてください。送ったのは実家のメロンです

時鐘館の殺人
推理小説を短くして、推理編と解決編にわけて書く。
元貴族の家に住む、推理作家、評論家、編集者、甥と姪の大学生
推理作家が殺される。犯人は編集者。
読者からの指摘。犯人は姪。短くするために、姪の章を削除していた。
作家が死ねば、自分の作品が掲載される。

読者とは作家自身なのは編集者には明らか

2009/10/31

　短編集。結構、シニカルだった。今邑彩の描く女性は、コワイです。淡々としてるようで、内に燃え盛ってる炎があるって感じがすごくする。雑誌のクイズとして出題したという形の表題作は、形式としてトリックとして面白かったけど、ちょっと不快感が残った。
　今邑彩、って面白いよ！！

2009/10/04

「生ける屍の殺人」：序盤から近作の方向性を思わせる作品。ミステリーかホラーのどちらに落ちるか？
「黒白の反転」：老夫婦の家に訪れた邦画研究会のサークルで殺人が。もっと長くしてじりじりとしたサスペンスを楽しみたかった。結末の皮肉さが好きなだけに惜しい。
「隣の殺人」：いかにもよくいそうな詮索好きおばさんの心理描写が滑稽で面白い。乗って書いている。
「あの子はだあれ」：怖い話のオムニバスドラマで、ラストに来そうな話。ひとひねりした物悲しい結末にやるせなくなる。
「恋人よ」：こちらは世にも奇妙な物語。随分と念のこもった恐怖が展開される。何もそこまで…
「時鐘館の殺人」：ミステリマニアのためのどんでん返しににやり。あとがきにある通り若いからこそ書けたであろう作品。文章が多少慣れていなくても気にしない。

2009/10/04

ミステリの短編なのであまり多くは書けませんが、
裏をかかれ続けるような展開の面白さがとてもよかったです。
個人的にはかなり好みの作品だったので、
今邑さんの他の作品も読んでいこうと思います♪