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ステージドアに踏み出せば の商品レビュー

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2014/08/17

舞台オーディションに応募した女優志願の女性たちの物語。 佐々木譲さんの作品は、警察小説のハードボイルドなものしか読んだことがなかったけれど、この作品はそれとは全然違う作風。とある舞台オーディションの当日、オーディションを受ける4人の女性の行動や心情をザッピング形式で記述して行く...

舞台オーディションに応募した女優志願の女性たちの物語。 佐々木譲さんの作品は、警察小説のハードボイルドなものしか読んだことがなかったけれど、この作品はそれとは全然違う作風。とある舞台オーディションの当日、オーディションを受ける4人の女性の行動や心情をザッピング形式で記述して行く。 それぞれが人生を背負っていて、それぞれに切羽詰まった背景がある。読みはじめは、誰が誰なんだかーと戸惑いながら読んだけれど、読み進めるうちに1人1人の状況に同調して、早く結果が知りたい〜!と1日で読了。 ともすればわかりづらくなって途中で投げ出しそうな手法で書かれているのだけど、前のページをめくり返すことなく、それぞれの登場人物たちに乗り移りながら読むことができました。その手腕はさすが佐々木譲さん! もしかしたら、はじめてマイナス評価をしてしまうかも…と思いながら読みはじめたのだけど、さらにプラス評価に加点。今度は歴史物や戦争ものにも行ってみるかー。

Posted byブクログ

2011/04/16

役者を目指す女性たちの話。 オーディションの舞台裏と、それに挑む女性たちの人生が生き生きと描かれる。佐々木譲氏は、こういう作品も書くんだ・・と思わせる一作。

Posted byブクログ