人間というもの の商品レビュー
前半はいっこいっこ読んでいたけれどご後半気になる箇所だけを読んだ。人間の本質をついているところや現実の社会の仕組みの本質をついた言葉があって、一つ一つが考えさせられた。司馬遼太郎の様々な作品に触れてみたいと言う興味がわいた。司馬遼太郎が日本人と言うものをどのように見ていたかを知り...
前半はいっこいっこ読んでいたけれどご後半気になる箇所だけを読んだ。人間の本質をついているところや現実の社会の仕組みの本質をついた言葉があって、一つ一つが考えさせられた。司馬遼太郎の様々な作品に触れてみたいと言う興味がわいた。司馬遼太郎が日本人と言うものをどのように見ていたかを知りたいと思った。
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司馬遼太郎作品の中でのキーワードを集めたもの。 今の世の中にも通じる言葉があるが、その一言を探すためにまた読みにいく。 それの繰り返しかな。 何回も見返すほどに、底知れないものが見栄始めてくるみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
項羽と劉邦:規準を学問という。規準のない人間は、ひとから信用されない 世に棲む日々:事をなすべく目標を鋭く持ち、それに向かって生死を誓いつつ突き進んでいるときは、どの人間の姿も美しい 竜馬がゆく:人間とはなんと奇怪で物欲し屋で、あくことのない幸福への空腹感を持っている動物であろう 翔が如く:もともと権力というのは、権力維持のために、国家の名をかりておこなう私的行為が多い 城塞:「世間というものを知っているのが武道である」という意味のことを、家康はときにいう 竜馬は、議論しない。もし議論に勝ったとせよ。相手の名誉をうばうだけのことである。通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方を変えぬ生きものだし、負けたあと、持つのは、負けた恨みだけである
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この本は司馬さんの今まで書いた小説の要所要所を抜粋し、それを「人間とは何か」、「組織から社会へ」、「日本と日本人」などの各観点に照らし合わせて紹介している。この本を読んで、司馬さんの書く歴史小説は俯瞰して見てみれば、書名にもなっている通り、「人間というもの」を実にうまい具合に描い...
この本は司馬さんの今まで書いた小説の要所要所を抜粋し、それを「人間とは何か」、「組織から社会へ」、「日本と日本人」などの各観点に照らし合わせて紹介している。この本を読んで、司馬さんの書く歴史小説は俯瞰して見てみれば、書名にもなっている通り、「人間というもの」を実にうまい具合に描いていることに気付た。彼のようなものの見方ができるようになりたい、と思うような本。章毎に短く区切られているので飽きずに読めると思います。
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