エステマニア の商品レビュー

横森理香(著者)

作者の実話かね？？　…

[文庫ＯＦＦ]

作者の実話かね？？　と一瞬思ってしまうかも。設定が懐かしきバブルの時代なので、ちと登場人物たちに違和感を覚えてしまうかもしれないが、「なにが何でもきれいになりたい」の裏に潜む、コンプレックスとか、やせれば幸せになると信じ込むとかいうのは、今の時代でも変わらないでしょう。　作者が実際に通ったのか知らんが、エステの描写も細かいです。　読むと行く気がしなくなります（笑）

2012/05/23

再読。
この作家の小説は、自伝かエッセイのようで、小説という気がしない。
それでも同年代だから通じる面白ろさがあり、バブルの匂いが全編漂っている。

2011/01/11

迫力があり引き込まれるが、導き出された結論にあまり共感はできなかった。
「男は」「女は」と画一的な価値観でしか語られていないからか。
ダイエットと性欲は切り離せないところにあるという部分は説得力があり、とても感じ入った。

2010/07/11

内容（「BOOK」データベースより）
綺麗になることは、快楽なのだ―。小学校時代から十年以上も容姿コンプレックスに悩む典子は美しい自分を夢見て、人知れずあらゆるエステ、ダイエットを試みる。だがその都度、失敗を繰り返すばかり。それは、男性に愛されるための闘いなのだ。わかっていながら、深みにはまっていくエステの魔力と、せつない女心を描く体験的長編小説。