まどろむ夜のUFO の商品レビュー
この本ではじめて著者…
この本ではじめて著者の本を読みました。表題作のほかに、「もう一つの扉」と「ギャングの夜」の二編が収められています。何とも言えない読後感。叙述はとても淡々としていて、主人公も淡々と日常を送っていますが、どの話でも平々凡々とした日常性とは異質な人や事物が出てきてます。でもあくまで、叙...
この本ではじめて著者の本を読みました。表題作のほかに、「もう一つの扉」と「ギャングの夜」の二編が収められています。何とも言えない読後感。叙述はとても淡々としていて、主人公も淡々と日常を送っていますが、どの話でも平々凡々とした日常性とは異質な人や事物が出てきてます。でもあくまで、叙述は淡々と進んでいきます。近くて遠い、遠くて近い、捉えどころの無い読後感です。解説は藤澤周で、やはり角田光代の「感触」について書いていますが、この感触が著者の小説のウリなのでしょう。ただ、才気を感じさせる表現に出会
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まどろむUFO…評価はこの作品。頭の上のあたりに何かがまどろむような感覚が残る。姉が正常な世界から少しずつ外れていく過程が怖い。まるでUFOに吸い込まれていくように。 もう一つの扉…主人公は出会ったその日に男と寝るような女。しかも見知らぬ男と同棲も出来ちゃう。ちょっと僕の守備範囲...
まどろむUFO…評価はこの作品。頭の上のあたりに何かがまどろむような感覚が残る。姉が正常な世界から少しずつ外れていく過程が怖い。まるでUFOに吸い込まれていくように。 もう一つの扉…主人公は出会ったその日に男と寝るような女。しかも見知らぬ男と同棲も出来ちゃう。ちょっと僕の守備範囲を超えていて理解不能だった。 ギャングの夜…引用されたギャング映画はボニーとクライドのことかな。どこか陰があって何かを引きずるような印象。この作風は好き。
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2008.01.06読了 (「BOOK」データベースより)amazon 東京の予備校に通うというので姉の「私」が面倒をみることになった弟タカシ。彼はUFOや宇宙人に夢中になる高校生だった。魂のつながりを求めて公園に集うタカシの友人・恭一と仲間たち、五日ごとに私と会う約束をする同...
2008.01.06読了 (「BOOK」データベースより)amazon 東京の予備校に通うというので姉の「私」が面倒をみることになった弟タカシ。彼はUFOや宇宙人に夢中になる高校生だった。魂のつながりを求めて公園に集うタカシの友人・恭一と仲間たち、五日ごとに私と会う約束をする同級生サダカくん。奇妙な人々との夏の眩暈のようなかかわりあいを描いた表題作他二篇。現代文学の旗手の野間文芸新人賞受賞作。
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角田光代の本には、何にも思う何にもがかかれていない気がする。いろんなことがぜんぜんリアルじゃなくて、中途半端。ではどこがと言われると、枠組みが絶品だと思う だからすみずみまでよむというよりとんだらばしもだらだら読む、読まないのあいだで中途半端にしているのがいいようなきがする これ...
角田光代の本には、何にも思う何にもがかかれていない気がする。いろんなことがぜんぜんリアルじゃなくて、中途半端。ではどこがと言われると、枠組みが絶品だと思う だからすみずみまでよむというよりとんだらばしもだらだら読む、読まないのあいだで中途半端にしているのがいいようなきがする これもやっぱりそうだった UFOや変なアイドルにはまるおとうとのことをびにいり細にいりよんで行っても何も書いてないような、すごくおとうとというものもわからないし、話の内容としてもおもしろくないわでいやになってくるけど、そういうおとうとがいることをぼうっとしているようなことはすごく上手に書かれているみたい そう思うと空中庭園みたいなぼうっとしたやつは上手だな、とおもった ぼうっ
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