黒いチューリップ の商品レビュー
デュマの作品は「モンテ・クリスト伯」「三銃士(ダルタニアン物語)」と長尺が多いので、気軽に手にとれるという点で貴重な作品です。 20年ぶりくらいに読みました。勧善懲悪でストレートなストーリーは牧歌的と思えるくらい。昔読んだときは胸のすく思いをでしたが、今読み返すとボクステルが哀...
デュマの作品は「モンテ・クリスト伯」「三銃士(ダルタニアン物語)」と長尺が多いので、気軽に手にとれるという点で貴重な作品です。 20年ぶりくらいに読みました。勧善懲悪でストレートなストーリーは牧歌的と思えるくらい。昔読んだときは胸のすく思いをでしたが、今読み返すとボクステルが哀れなんですよ。もともとは主人公が背の高い家を立てて日当たりが悪くなったことが原因でしょ? 最初は被害者なんですよ。段々心が歪み悪に染まっていく。その過程がなかなか恐ろしいのです。
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11月30日 第1回池袋図書館チャンプルでお借りしました♪ 純愛ってすごい、素晴らしいと思いました。 双方向の愛、お互いがお互いのことを想い出来る限りのことをし合う、16世紀という時代だからこそ成り立つのかな、でも心に時代は関係ないんじゃないか、と思わせていただきました。 誰...
11月30日 第1回池袋図書館チャンプルでお借りしました♪ 純愛ってすごい、素晴らしいと思いました。 双方向の愛、お互いがお互いのことを想い出来る限りのことをし合う、16世紀という時代だからこそ成り立つのかな、でも心に時代は関係ないんじゃないか、と思わせていただきました。 誰も見たことがなかった黒いチューリップを巡るいくつかの冒険です。 ぜひ一度読んでください♪
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チューリップへの熱狂的な愛がさめやらぬ17世紀のオランダ。 お人好しのチューリップ研究家、コルネリウスは10万フロリンの賞金のかかる「黒いチューリップ」の球根を作り出した。ところが政治疑獄に巻き込まれて、死刑の危機に… とにかく物語として面白い! さすがは文豪デュマ。ヒロイン...
チューリップへの熱狂的な愛がさめやらぬ17世紀のオランダ。 お人好しのチューリップ研究家、コルネリウスは10万フロリンの賞金のかかる「黒いチューリップ」の球根を作り出した。ところが政治疑獄に巻き込まれて、死刑の危機に… とにかく物語として面白い! さすがは文豪デュマ。ヒロインのローザの健気さは感動的だし、クールな政治家オレンジ公ウィリアムもよい。悪役のボクステルもね。
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怪盗じゃない! そもそも、この本には二次創作作品からたどり着いたので、原作とアレンジの違いに呆然。東城和実「黒いチューリップ」シリーズでギャグとして描かれ、私の理解によると池田理代子「ベルサイユのばら」の黒衣の騎士も黒いチューリップのイメージだと思う。そしてアラン・ドロンの同タイ...
怪盗じゃない! そもそも、この本には二次創作作品からたどり着いたので、原作とアレンジの違いに呆然。東城和実「黒いチューリップ」シリーズでギャグとして描かれ、私の理解によると池田理代子「ベルサイユのばら」の黒衣の騎士も黒いチューリップのイメージだと思う。そしてアラン・ドロンの同タイトル映画を見て、やっとデュマの原作を読んでみたら、全然内容が違っていてびっくり。どうしても「怪盗」「義賊」のイメージが強すぎて、原作になじめない。不幸な読み方をしてしまった。
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三銃士を書いたデュマらしい感じ。オランダの花市でたくさん黒いチューリップ見かけましたけど、そうかアレが…!宗左近さん訳を読みましたがかなり難解な言葉使いでした。
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兄弟にのっけから心奪われたので愚民が愚民すぎて凹んだけど、その後の嫉妬と恋とチューリップと冒険は心踊るものがあってもう夢中。 面白いんだけどまじ愚民ほんと愚民……
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ストーリーの組み立て方がとても上手だった。嫉妬は自分と同じような条件の者に対して起こるもの。でも、嫉妬深く人を蹴落とそうとする人は最後に自分のみを滅ぼす、と思った。
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17世紀のオランダ、色々あって政治犯になってしまった園芸オタクの恋の話。 ボクステルの悪者っぷりがあわれ。
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1672年、オランダ、ハーグ市。若き支配者オレンジ公ウィリアムの忠実な総理大臣とその兄のウィット兄弟が、暴徒と化した 市民によって惨殺されたのをきっかけに、ウィット兄弟の名づけ子のチューリップ研究家ファン・ベルルの運命が大きく変わった。無実の罪で捕えられたベルルと、看守の娘のロー...
1672年、オランダ、ハーグ市。若き支配者オレンジ公ウィリアムの忠実な総理大臣とその兄のウィット兄弟が、暴徒と化した 市民によって惨殺されたのをきっかけに、ウィット兄弟の名づけ子のチューリップ研究家ファン・ベルルの運命が大きく変わった。無実の罪で捕えられたベルルと、看守の娘のローザとの恋、そしてベルルの発明した、未だ誰も咲かせたことのない黒い色のチューリップの栽培を中心に(狙うやつがたくさんいるんです。スゴイ発見なのですよ。)、物語は進んでいきます。「三銃士」で有名なデュマの晩年の作品。 もともと児童向けに簡単に略してあった本で惚れこみ、高校時代に原作を古本屋で見つけた、10代の私の一番のお気に入りといってもいい作品です。実際の黒々した歴史的背景のなかで、ベルルとローザの強い信頼や愛情、正義感。 ベルルとローザの鉄格子ごしのイチャイチャぶりがもう、たまりません(笑)。
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恋で夢でロマンで歴史でサスペンス、最後はビクトリー。そして幻の黒いチューリップ。痛快デュママジック(言い辛い) 手元の本は刊行が古すぎて、ISBN番号がのってなかった。
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