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陽炎の。 の商品レビュー

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2024/06/18

実にカオス。一本ストーリーラインの線を通してイベントを配置していく行儀の良い書き方ではなく、著者あるいは語り手が自身のセンスを全開にして感じ取ったことや思いついたことを羅列していくスタイルが採られている。そのカオスぶりがたしかにコミカルな味わいを出しているのだけれど、同時にこの著...

実にカオス。一本ストーリーラインの線を通してイベントを配置していく行儀の良い書き方ではなく、著者あるいは語り手が自身のセンスを全開にして感じ取ったことや思いついたことを羅列していくスタイルが採られている。そのカオスぶりがたしかにコミカルな味わいを出しているのだけれど、同時にこの著者ならではの妙に繊細・センシティブな感受性から来る世界への違和感・疑問や女性に向けられた憧憬が同じ男であるぼくの胸を熱くさせる(だから、ある意味では「女人禁制」な世界とさえ言えるかもしれない)。たしかに世界はこんなにも豊穣と思う

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2009/10/04

藤沢周の作品。直木賞作家・藤沢周平と勘違いして借りてしまった(泣)作風があまりに違ったので途中で気がついた。私はあまり読まないタイプの作品。 失業中の主人公。職業安定所通いの毎日の中で働くということ、社会生活ということに考えを巡らせ、終には生きるということを考える。あまり前向きな...

藤沢周の作品。直木賞作家・藤沢周平と勘違いして借りてしまった(泣)作風があまりに違ったので途中で気がついた。私はあまり読まないタイプの作品。 失業中の主人公。職業安定所通いの毎日の中で働くということ、社会生活ということに考えを巡らせ、終には生きるということを考える。あまり前向きな展開じゃなく、今の私にはちょっと合わなかった。2007・Jan.

Posted byブクログ