ファッション学のすべて の商品レビュー
ファッションやデザインの分野で活躍する人びとについて、彼ら/彼女らの仕事を簡潔に解説している本です。デザイナーはもちろん、写真家や映画監督、思想家、さらにビートルズやローリングストーンズ、YMOといったミュージシャンなどもとりあげられています。 「まえがき」で鷲田清一は、「ファ...
ファッションやデザインの分野で活躍する人びとについて、彼ら/彼女らの仕事を簡潔に解説している本です。デザイナーはもちろん、写真家や映画監督、思想家、さらにビートルズやローリングストーンズ、YMOといったミュージシャンなどもとりあげられています。 「まえがき」で鷲田清一は、「ファッション学」は「つねにスタイルに楯突くスタイルとして、みずからのスタイルに過敏でなければならない。その意味で「学問」にたいするノイズでありつづけなければならない」と主張し、本書では「スタイルに楯突くスタイルを生産するマシーンとしての「個性」に焦点をあて探っている」と述べています。それゆえ、もしかしてこうした編集方針は確信犯的なものなのかもしれないという気もするのですが、ファッションの歴史において重要な仕事をおこなった人物の羅列に終始しており、ファッションの「正史」といったものを差し出すようなかたちにはなっていません。その意図は理解できなくもないのですが、やはり入門書である以上、おおまかな見取り図のようなものを示してほしかったと、個人的には思います。
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人は装うことへ多大の情熱をかけてきた。情熱をかけられた文化はは面白い。大嫌いなチェニックは がジバンシーが作りだしたものだとは知らなかった。
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