ぼっこ の商品レビュー
私は山の麓で育ったから、この本に出てくる山のコワサみたいなものは肌にビシビシわかる気がする。いつの日か読んで欲しい本。
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この本は、今の自分が読むために書かれている本なんじゃないかと錯覚するくらいこころにしっかりと届きました。 ぼっこは憎たらしいけど、憎めないやつで、”家”って本当にありがたいと思いました。
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最後ぼっこが消えてしまう場面で泣きました、桜の嵐がびょおっと目の前をかすめていって、「ぼっこぉおお!!」ってなる(笑) 自然に出てくる涙は貴重だと思います。
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祖母のお通夜の日、突然現れた小さな男の子、ぼっこ。「おまえな、もうじき、ここに住むようになるぞ。」 彼の予言どおり、父親の仕事の都合で東京から大阪へ引っ越すことになった繁。 都会生活から一変、田舎暮らしに慣れない繁にどこからともなく現れて、あれこれ世話を焼くぼっこ。 そんな...
祖母のお通夜の日、突然現れた小さな男の子、ぼっこ。「おまえな、もうじき、ここに住むようになるぞ。」 彼の予言どおり、父親の仕事の都合で東京から大阪へ引っ越すことになった繁。 都会生活から一変、田舎暮らしに慣れない繁にどこからともなく現れて、あれこれ世話を焼くぼっこ。 そんなぼっこに繁はいつの間にか恐怖心がなくなり…。 主人公繁の気持ちになって読み進み、一緒になって不思議な体験をしたかのような感覚が残ります。 妖怪、神、などの存在が必要な時代なのかも知れませんね。
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お話はやっぱりさすが、富安さん!という感じで良かったです。 山の力に家の力、変わらず大事にしたいのに、時代の流れの力には敵わない。それでも、敵わなかった力はなくなる訳じゃなくて、いつかきっと帰ってくる。そんなお話。好きだなぁ…
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