ま・く・ら の商品レビュー
まくらというのは、落語の世界では ネタに入るまえの話のことを言う。 もちろんネタに移るための導入部だから、 ネタとまったく関係ない話はするわけも なく。 小三治さんのまくらは長い。ほんとうに これから、落語のネタがはじまるのかと 不安になるほど長い。なにせ、まくら自体が すで...
まくらというのは、落語の世界では ネタに入るまえの話のことを言う。 もちろんネタに移るための導入部だから、 ネタとまったく関係ない話はするわけも なく。 小三治さんのまくらは長い。ほんとうに これから、落語のネタがはじまるのかと 不安になるほど長い。なにせ、まくら自体が すでに現代落語として通用するからだ。 芸事をことばで説明しようとすることほど 滑稽なことはないので、ぜひ、手にとって 読んでほしい。
Posted by
感動的。 柳家 小三治の独演会などでの噺のまくらを集めたもの。 あまりに面白くて、 でも言葉の端々にこころがあって、 面白いし、そんなに深い話をしているわけでもないけど なんだかほろっと来てしまう。 「噺家」という職業なだけあって、読ませる、というよりは聞かせ...
感動的。 柳家 小三治の独演会などでの噺のまくらを集めたもの。 あまりに面白くて、 でも言葉の端々にこころがあって、 面白いし、そんなに深い話をしているわけでもないけど なんだかほろっと来てしまう。 「噺家」という職業なだけあって、読ませる、というよりは聞かせる本。 読んでいると生身の人間と向き合っている感覚。 「高座から、客席に向かって発した声が、消えちゃうところが魅力」と柳家小三治は語る。 その言葉を実感すべく、そろそろまた、寄席に足を運びたい
Posted by
自分にあった「枕」を探していた時にたまたま見つけた本でした^^ 実際、寝る前に読むとよく眠れてまして…(笑) 小三治師匠の軽妙なしゃべりが実に心地いい作品です^^
Posted by
小三治師匠の落語の枕を集めた本。どの枕も面白くってためになりました。「駐車場物語」と「郡山先生」が好き。
Posted by