みしのたくかにと の商品レビュー
図書館本。さいたま市図書館児童書定番リストから。何のタネか分からずに畑に撒いて、札に「みしのたくかにと」と書く。それを王子が読んで、食べてみたいと言ったことで、国じゅう大騒ぎ。
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おもしろいし、あたたかい。 もう少し短ければ語れるのになあ。 「みしのたくかにと」って言っただけで正解をだしたうちの娘はなにものだろう? 私は読んで初めて分かった。 私が鈍い?
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子どもが元気に過ごすためには、何が本当に大事なことか教えてくれます。 「子どもらしさ」がつまっていました。 子どもには楽しく読めて、大人は少しハッとさせられる本だと思います。
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むかし、ふとっちょのおばさんが黒い小さいたねをにわにまきました。なんのたねかわからなかったので「あさがおかもしれないすいかかもしれないとにかくたのしみ」とかいてたねのそばにたてておきました。さて、通りかかってそのたてふだを見た王子さまは「いなれしもかおがさあいなれしもかかいす。み...
むかし、ふとっちょのおばさんが黒い小さいたねをにわにまきました。なんのたねかわからなかったので「あさがおかもしれないすいかかもしれないとにかくたのしみ」とかいてたねのそばにたてておきました。さて、通りかかってそのたてふだを見た王子さまは「いなれしもかおがさあいなれしもかかいす。みしのたくかにと」というものが、何か知りたくてたまりません。そう、王子さまは、文字を反対から読んでいたのです。いったい、そのたねから、なにが実ったのでしょう?ひとつぶのたねからわきおこる楽しいお話です。
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とても素敵な童話です。「みしのたくかにとを食べた王子さま」の改訂版で、カラーの挿し絵も増えて、四角い本の形は絵本に近い印象、低学年でも手に取りやすくなりました。 お城の中で詰め込み教育のような毎日を送り、すっかり元気を無くした王子さまを救ったのは「みしのたくかにと」の種を巻いた、...
とても素敵な童話です。「みしのたくかにとを食べた王子さま」の改訂版で、カラーの挿し絵も増えて、四角い本の形は絵本に近い印象、低学年でも手に取りやすくなりました。 お城の中で詰め込み教育のような毎日を送り、すっかり元気を無くした王子さまを救ったのは「みしのたくかにと」の種を巻いた、白いエプロンのおばさん。おばさんは、王子さまをひとめ見て、何が王子さまに必要かを見抜きます。正しい判断ができる大人の存在は重要ですね。子どもが生き生きと再生していく様は、私の大好きな「秘密の花園」を思い起こさせます。とても良いお話しです。
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いつの時代でも、子どもにとって大切なものは、変わらないようです。 「知ることは、感じることの半分も重要ではない」という レイチェル・カーソンのことばを思い出しました。 ほっとした気持ちになる、とっても素敵なお話です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これを読むとかぼちゃのパイを食べたくなるのです。 数年前に図書館で出会った本。初版は1972年ということなので、子どものときに出会っていてもおかしくはないけれど、読んだ記憶がなかった。(早くに絶版になったとのことだったので、たぶん読んではいなかったのだと思う) イラストが増え新装版になったという本をはじめて読んだ時、どこにも泣く要素がなかったのに、号泣した覚えがある。(今でも読み返すたびにちょっとじんわりくる) それはたぶん、ふとっちょのおばさんがやさしくて、すてきな大人だったからだ。何の種かわからない種をまいて、ある人には「あさがおですよ」、ある人には「すいかですよ」と言われて「どっちだろう。どっちにしてもたのしみだ。たねをまくのはいいことだ」とたのしみにする。たねは結局かぼちゃだったけれど、「でも、おばさんは、すこしもがっかりしませんでした」というところが素敵。 これって子育てと一緒でしょう。人生と一緒でしょう。どんな可能性も楽しみで、結局思っていなかったようにならなくても「がっかりしない」。すてきなことだと思う。 さらに、大人の都合に振り回されてぐったりしてしまった王子さまにのびのびあそび、食べることの楽しさをユーモアたっぷりに教えるところもいい。「みしのたくかにと」が素敵な呪文に思えてくる。 こんなにも、心揺さぶられるのは、こんな大人に子どもの頃に会いたかった、という気持ちになるからかもしれない。今の子どもたちの周りにおばさんのような大人がいてくれたらいい、と願うからかもしれない。そして、ひとりでさみしい子がいたらこの本を読んで元気になってもらいたい。「みしのたくかにと」って呪文をとなえてごらん、きっと元気になれるよって教えてあげたい。そう思う。
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改訂される前のを子ども時代に気に入っていました。 息子に読むつもりで探したら改訂版が見つかりました。
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