強盗プロフェッショナル の商品レビュー
ドートマンダーシリーズ2作目。今回ケルプが持ってきたのは、トレーラーハウスで仮営業中の銀行を丸ごと盗むというもの。仲間を集め不可能を可能にして上手いこと盗んだものの、その後すんなりいくはずもなく…。キャラが生き生きと描かれとても読みやすいです。スラプスティックという言葉を途中で何...
ドートマンダーシリーズ2作目。今回ケルプが持ってきたのは、トレーラーハウスで仮営業中の銀行を丸ごと盗むというもの。仲間を集め不可能を可能にして上手いこと盗んだものの、その後すんなりいくはずもなく…。キャラが生き生きと描かれとても読みやすいです。スラプスティックという言葉を途中で何度も思い出しながら一気に読み進めました。意外と一番笑ったのはコーヒーとデニッシュのシーンかも。トレーラーのラストシーンは面白いを通り越してなんだか感動してしまいました。そして…ああ、やっぱり!の予定調和に一安心。楽しみました。
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天才的犯罪プランナー、ドートマンダーとその仲間たちが企てた銀行強盗とは…。 年末に本の整理をしていて出てきた本。一体何年前に読んだ本なのか、さっぱり内容を思い出せなかったのでもう一度読んでみた。読んでいる内に断片的には思い出したが、結末は思い出さなかったので、最後まで楽しく読め...
天才的犯罪プランナー、ドートマンダーとその仲間たちが企てた銀行強盗とは…。 年末に本の整理をしていて出てきた本。一体何年前に読んだ本なのか、さっぱり内容を思い出せなかったのでもう一度読んでみた。読んでいる内に断片的には思い出したが、結末は思い出さなかったので、最後まで楽しく読めた。
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❖今回の銀行強盗についてはそれ程意表をついた着想とは思わなかったものの、計画の進捗・展開についてはよく愉しめた。登場人物(強盗仲間)たちのチームワークというかアンサンブルの凸凹ぶり(暗転する状況へのドタバタぶり)の描写は本作でも精彩があった。プロであることの冷徹や緻密が、人物の持...
❖今回の銀行強盗についてはそれ程意表をついた着想とは思わなかったものの、計画の進捗・展開についてはよく愉しめた。登場人物(強盗仲間)たちのチームワークというかアンサンブルの凸凹ぶり(暗転する状況へのドタバタぶり)の描写は本作でも精彩があった。プロであることの冷徹や緻密が、人物の持つ人間味を覆い隠してしまうような場合が多いけれど、このシリーズはクセのある人物たちの日常生活(生活臭)や人間関係がとにかく魅力的。ドートマンダーは調子いいケルプの腐れ縁を鬱陶しく思い、不機嫌になりながらも計画に引き込まれるのである。 (不穏を予感したドートマンダーは言う) 「この仕事でお前を責めるのは不公平だと思う」とドートマンダー。 「そりゃそうだ」とケルプ。(・・中略・・) 「だが、おれは責める」ケルプは感情を傷つけられた顔を彼に向け、それからまた前方をみる。「そういつは不公平だ」「不公平でもいい」。(228P)
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ドートマンダーシリーズ第二作。今度は、トレーラーハウスで仮営業中の銀行を、まるごと盗む話。ドートマンダーの恋人やマーチの母親が結構登場して、またいい感じにおもしろい。間の抜けた警察署の人たちもおもしろさを出している。話の筋は単純だが、全然退屈せず、古さも感じさせず、楽しい。
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再刊されたのもずいぶん前になる古い作品だけど、ぼちぼちお楽しみに読んでいこうと思っているドートマンダーシリーズ。第2作である本作も、すっとぼけた味わいと、実に正統派の強奪小説のサスペンスが同居していて楽しい。銀行を(で、じゃないよ。銀行「を」)盗もうとするドートマンダーと仲間達の...
再刊されたのもずいぶん前になる古い作品だけど、ぼちぼちお楽しみに読んでいこうと思っているドートマンダーシリーズ。第2作である本作も、すっとぼけた味わいと、実に正統派の強奪小説のサスペンスが同居していて楽しい。銀行を(で、じゃないよ。銀行「を」)盗もうとするドートマンダーと仲間達のとてもスマートで間抜けな行動にニヤニヤさせられる。 くせ者揃いの登場人物も魅力的で、ドートマンダーの恋人であるメイがすごく個性的で良かった。思った通り映画にもなってるようだが、メイは誰が演じたんだろうか。(ドートマンダーは作者もびっくりレッドフォードだったそうで、そりゃ違うでしょ) 全体としては第1作の「ホットロック」の方が面白かったようにも思うが、シリーズものってそういうものかも。
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奇抜なアイデアとユーモアーがあり、しかもキャラクターもみんなしっかりしていて面白かったです。 ドートマンダーのシリーズではケルプが好きです。
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