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妖魔夜行 しかばね綺譚 の商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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TRPGシステム妖魔…

TRPGシステム妖魔夜行のノベライズ。大元を知らなくても純粋にホラーとして楽しめます。短編集で、全三話。質としてはどれもはずれはないのですが、個人的に好きなのは「悪意の連鎖」でしょうか。一昔前にはやった不幸の手紙。ここから始まる話です。最後の結の部分がうまく決まっており、質の高い...

TRPGシステム妖魔夜行のノベライズ。大元を知らなくても純粋にホラーとして楽しめます。短編集で、全三話。質としてはどれもはずれはないのですが、個人的に好きなのは「悪意の連鎖」でしょうか。一昔前にはやった不幸の手紙。ここから始まる話です。最後の結の部分がうまく決まっており、質の高い短編だと思います。

文庫OFF

2017/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 1話目、落語的なオチの話。オーソドックスな解決ではないとこが好み。因果応報、世にも奇妙な物語でありそうな話。 2話目、かなたの母親のエピソードって語られるんだっけ?全然、憶えてないなぁ。TRPG臭が結構するクライマックスでした。 3話目、これもシリーズ通して好きな話。幻の本を追うってのはロマンがあるねぇ。

Posted byブクログ

2009/10/04

妖魔夜行の小説シリーズで、一番好きな本です。 表題作の「しかばね奇譚」は、どーしようもないビブリオ・マニアが被害者。呆れるしかないマニアの人々を、それでも助けないといけなくて張り込みする妖怪達のウンザリぶりも面白い。 で……じつは、一番好きなのは、山本弘さんの短編「悪意の連鎖」で...

妖魔夜行の小説シリーズで、一番好きな本です。 表題作の「しかばね奇譚」は、どーしようもないビブリオ・マニアが被害者。呆れるしかないマニアの人々を、それでも助けないといけなくて張り込みする妖怪達のウンザリぶりも面白い。 で……じつは、一番好きなのは、山本弘さんの短編「悪意の連鎖」です。棒のような物で人がめった打ちにされるという、連続事件が起きる。被害者の住んでいる地域も、職業も接点が見つけられない妖怪達。ひょんな所から見つかった、被害者達の「接点」は。  ……でも、オタク業界というか、同人誌業界のネタが出るとは思っていませんでした。何回読んでも構成が巧みなこと、そしてラストシーン。日本特有の怖さに、奇妙な「ざまみろ」巻があって、不思議な話です。というか、上手いなぁ。  安田さんの初妖魔夜行短編も収録されていて(しかも、バー・うさぎの穴のマスターが動く、という珍しさ)豪華な一冊です。

Posted byブクログ