吉良の言い分(下) の商品レビュー

岳真也(著者)

2021/07/03

たしかに、忠臣蔵ほど、突き詰めれば、胡散臭いものはない。
吉良家は、文官の家であり、手だれのものは限られており、その裸同然の屋敷を襲撃し、何の罪もない家臣らを惨殺するとは。
元は、度重なるお役目に対し、キレやすい馬鹿な殿様が逆恨みして切り付けただけのこと。
歴史のヒーローとは、往々にして、現在ではテロリストであったりする。

2015/06/13

2015.6.12

上巻に比べると あれれ？
何も変わらないな〜 吉良様側も赤穂側もイマイチ…というか全体にイマイチ

2009/10/07

家の家業である有職故実を体現するために、身を慎み、精進に励む義央
でる「くい」を打つことで処世してきた御側御用人の柳沢吉保は、義央の力が大きすぎるように感じた
チェスのように可能性を突き詰め、最適の駒を動かす吉保
歴史を別の視点から・・・これは小説家の醍醐味なんでしょうね