世界は蜜でみたされる の商品レビュー
たった一文で創造される静謐な異界。一文が無限へと繋がる。どの物語も妖しく不穏で危険。幻想。奇想(なんでこんなの思いつくの?)。恐怖(たった一文で途轍もなく怖い)。目眩。狂気。孤独。残酷。辛辣。孤独。徒労。悠久。謎。迷宮。言葉の奇跡を感じさせる短編集。ページが進むとなんとも言えない...
たった一文で創造される静謐な異界。一文が無限へと繋がる。どの物語も妖しく不穏で危険。幻想。奇想(なんでこんなの思いつくの?)。恐怖(たった一文で途轍もなく怖い)。目眩。狂気。孤独。残酷。辛辣。孤独。徒労。悠久。謎。迷宮。言葉の奇跡を感じさせる短編集。ページが進むとなんとも言えないユーモアに充ちてきて哄笑。ところがやがてまた恐ろしい世界に戻り。配置の妙も素晴らしい。図書館で借りたんで、次々に読み進めたのだけれど、本当は、一篇読んではそこから広がる世界を、描かれなかった短編、あるいは長編小説を思うさまに思い浮かべ、堪能しては、次の一編に移る、という読み方をすべき。是非手許に置いておきたい一書。ああ、復刻、あるいは文庫化されないものか。
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とっておき名短篇 (ちくま文庫)で一部を読んでパワーを感じましたので出典元を読みました。俳句とも短歌とも詩とも違う。例えるなら映画の予告編にある大仰なストーリー説明のような。前後になにかあるようでもあり、もしかしたらネタバレかもしれず。ふりがながふってあるし、引用してみると漢字に...
とっておき名短篇 (ちくま文庫)で一部を読んでパワーを感じましたので出典元を読みました。俳句とも短歌とも詩とも違う。例えるなら映画の予告編にある大仰なストーリー説明のような。前後になにかあるようでもあり、もしかしたらネタバレかもしれず。ふりがながふってあるし、引用してみると漢字に変換していない音が多かったり。つまずかずに読むと味わい深くなるようです。
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333篇の一行小説短編集。一行の中の世界が胸にぎゅうぎゅうに詰まって苦しくなりそうな感じ。切なかったり、ちょっと可愛かったり、恐ろしくもあったり。とてもうつくしい。
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