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何もなくて豊かな島 の商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2009/10/04

ゆるい本が読みたくて、手にとった1冊。 P185のくらげの話。敵意を持たず、自然にふるまえば、くらげや蚊に襲われることもない。彼らはひとの敵意を察し、襲ってくるのだ、と。 なるほど、納得。『ローリング・サンダー』読んでみたいな。 それと、P96の「しかしカオハガンでは、やはり...

ゆるい本が読みたくて、手にとった1冊。 P185のくらげの話。敵意を持たず、自然にふるまえば、くらげや蚊に襲われることもない。彼らはひとの敵意を察し、襲ってくるのだ、と。 なるほど、納得。『ローリング・サンダー』読んでみたいな。 それと、P96の「しかしカオハガンでは、やはり男と女がひとつの単位になって生きていくものなんだなということを強く感じる。不便だからとか、寂しさだとかいうことではない。何かそうあるのが当然のように思えるのだ」 わたしも、政府がおしすすめるような婚活政策よりも、自然につながっていく「家族」のあり方を大切にしたほうがいいんじゃないかなー。不安をあおって結婚させても、長続きしないと思うので。

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2009/10/04

正直、筆者にとって卑近な話題すぎてついていけなかった。 あと、タイトルはどちらかといえば 「豊かだけど何もない島」。 情報は生きることそのものだと納得した。

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2009/10/07

心地よさそうで地に足の着いた暮らしでうらやましい。つい自分の足元を見つめてしまう…。それにしても「島を買う」なんて、なんてパワフルなんだ。暮らしぶりも自然体に見せてものすごくパワフル!

Posted byブクログ

2011/09/15

崎山さんはセブに浮かぶ小さな島を買っちゃって島民といっしょに住んじゃった。憧れ。。人間の「幸福」の尺度はこんな方程式らしい。幸福=財/欲望。欲望が分母で財産が分子。欲望を小さくすれば幸せは大きくなる寸法だ。ココロ豊かで好きな一冊。

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2009/10/04

幸せな気持ちにしてくれる本です。異国の地に島を買った日本人の素敵な生き方に引きつけられました。私たちが忘れてしまっている何かをふと思い出させてくれる本です。

Posted byブクログ

2009/10/04

2日くらいで読んだ。写真とかもっとあったら想像力がもっとふくらんでよかったかも。次第に島の生活へとはいっていき最後のほうがおもしろかった。最高とか豊かさとは、とか語っちゃうんじゃなくて島に長い間住んでいた著者の目から暮らしや自然についてたんたんに素直に語ってるところがよかった。島...

2日くらいで読んだ。写真とかもっとあったら想像力がもっとふくらんでよかったかも。次第に島の生活へとはいっていき最後のほうがおもしろかった。最高とか豊かさとは、とか語っちゃうんじゃなくて島に長い間住んでいた著者の目から暮らしや自然についてたんたんに素直に語ってるところがよかった。島の歴史、島との出会い、友人の誕生日に豚を丸焼きしたこと、住みたいと思った場所に家を移動するという自由な住居のありかた、子どもが病死するという悲しい出来事、島の結婚事情、島のオーナーとして村と仲良くしながら島の将来や医療や環境を考える姿、島の言葉や食べ物について、島の水はミネラルWATERよりもきれいだということ、家族が暮らしの中心にあること、その日暮らしという生活スタイルのいい面 、悪い面、職業(この考え方はパパラギに書いてあることに似ていた)、トイレがないけれど自然の中でするのもきもちいいこと、情報がないけれど情報を自分で感じることを教えてくれた島の生活、半年に1回帰る東京のこと、南国のクリスマス、あたりまえのようなものの流れを見た朝市、犬を食べるという習慣、精霊がまだすむ島、村長について、くらげや蚊と仲良くなる(というのも沖縄での暮らしを思い出させた)、闘鳥について(幸せと悲しみはかみひとえさ、という一言がわらえた)、絶滅寸前の鳥のこと、島の言葉、食べ物、人口増加について、著者の中での3人の重要なフィリピン人。最後の場面の著者の誕生日を皆が祝ってくれたというのはすばらしい場面だった。病人がでると『金のことは心配するな』といって病院へ連れて行く、嵐がくると皆で著者の家へ避難する。皆が助け合って生きている、お互いを愛するという考えはパパラギのようだと思った。50歳くらいになって退職金で島を買ってしまうというのはやはり金持ちだからではなく夢のある人だからできることなのだ。そして島のありかたについて考える著者にもひかれた。リゾート地にするのではなく住民と共にやすらぎの場をつくりたい。そして彼自身も住民から得たものは大きかったはずだ。確かに病気になっても病院にいけないというのは悲惨だ。でもそれ以外ものぞけば、近代社会というものの波はせまってきているけれども誇り高く生きていってほしいと思う。パパラギの生活がのこっているような気がした。著者は彼らのことを考えながら村のために行動していくがはたしてそれがいいことなのかと考えてもいる。自然を守ること、自然の中で共に生きていくこと。不便だが自由でおおらかで優しく健康に生きていける島。なんでこういう系の人は『豊か』っていう言葉をつかいたがるんだろ。そこに暮らしがあればそれがその日暮らしであろうと生きている。楽しく、わけあいながら。しかし金がなく病院にもいけないっていうのは嫌だな。私は旅もしたいし。でもこういう暮らしのありかたもあるんだなと考えておく。働きすぎることがいいことではない。適当に生きることが大切なんだ。人間らしさを忘れずに。働いているのは夢をかなえるために。そして財÷欲望=幸福 というのもためになる言葉かも。安定した生活をおくりながら欲の少ない生活を私もおくってみたいものだ。旅してるといろんなことがシンプルになってくる。毎日の生活のなかで余計なものは確かに多すぎる。

Posted byブクログ