フランス恋愛小説論 の商品レビュー
シェリの章がおもしろかった 感情が言葉になる以前のコミュニケーション、身体の共感…感覚の言葉をとおして、身体の声を聞いて、私たちは物語の世界を認識している
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カルメン、に惹かれて。 カルメンって不思議な恋愛小説だと思うので。運命をさけるために、男を突き放すという部分が。結局その謎は解き明かされなかったけれど。 「クレーヴの奥方」これはフランスの宮廷恋愛ものとして、すごそう!日本の平安文学のようで、興味あり。秘めた恋、というのも気にな...
カルメン、に惹かれて。 カルメンって不思議な恋愛小説だと思うので。運命をさけるために、男を突き放すという部分が。結局その謎は解き明かされなかったけれど。 「クレーヴの奥方」これはフランスの宮廷恋愛ものとして、すごそう!日本の平安文学のようで、興味あり。秘めた恋、というのも気になる。 「危険な関係」書簡文学。夫人は策略家で、ミレディー的な悪女っぽさがあり、ゾクゾクする感じ。こういう書簡を通して秘密を暴いていく構成は、そうとう賢くないと書けないだろうなあと思いつつ。 「感情教育」と「シェリ」は未読だけど、ずーっと置いておいてもよまないので、お友達に譲ります。 恋愛小説の解説というか、一作一作の作品論だったのが、期待と違ったし、学者さんの文章だからか話が難しくて……。 恋愛を書く参考になればと思ったのですが、自分独自に考察頑張ります。
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フランス恋愛小説という特定分野に絞って、小説の技巧や時代考察などについて詳しく解説しています。本書を読むまで恋愛小説というジャンルにあまり縁がなかったのですが、こういう人間の心理に対する表現手法を通して、小説の技巧を見極めるのに恋愛小説というスタイルは恰好のモチーフだなと再認識し...
フランス恋愛小説という特定分野に絞って、小説の技巧や時代考察などについて詳しく解説しています。本書を読むまで恋愛小説というジャンルにあまり縁がなかったのですが、こういう人間の心理に対する表現手法を通して、小説の技巧を見極めるのに恋愛小説というスタイルは恰好のモチーフだなと再認識し、恋愛小説を読みたくなりました。
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[ 内容 ] 恋愛はいかに書かれてきたのか。 「明晰な心理描写」を伝統とする名作群から、『クレーヴの奥方』『危険な関係』『カルメン』『感情教育』『シェリ』をとりあげ、サロン、手紙、寝室の機能、プライヴァシーやジェンダーの成り立ちなど、作品の背後に広がる時代と、そこを源泉とする感情...
[ 内容 ] 恋愛はいかに書かれてきたのか。 「明晰な心理描写」を伝統とする名作群から、『クレーヴの奥方』『危険な関係』『カルメン』『感情教育』『シェリ』をとりあげ、サロン、手紙、寝室の機能、プライヴァシーやジェンダーの成り立ちなど、作品の背後に広がる時代と、そこを源泉とする感情やふるまいの描写の妙を教える、新鮮な古典案内。 [ 目次 ] 1 『クレーヴの奥方』―ラファイエット夫人 2 『危険な関係』―ショデルロ・ド・ラクロ 3 『カルメン』―プロスペール・メリメ 4 『感情教育』―ギュスターヴ・フローベール 5 『シェリ』―コレット [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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ラクロ「危険な関係」のレジュメとしてはうってつけ。 ・・・無粋ものの私にはよく分からない本でした。いずれまた読もう。
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