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「沈める寺」への誘い の商品レビュー

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2012/12/07

沈める寺は大好きな曲なので、この一曲のために書かれた本があるのはとても幸せなことと思います。 内容は前半が曲のできた背景や関連する場所の紀行、後半が演奏そのものについて。 やや主観的な部分は多いものの、著者の「沈める寺」に対する思い入れが伝わってくる素敵な本でした。

Posted byブクログ

2009/10/04

医師である著者の方が中学生の時に初めて聴き、 魅せられて以来続いてきた ドビュッシーの「沈める寺」への思い入れの深さを感じる。 一部では実際にその地を訪れた際の記録と共に ケルトの伝説、ドビュッシーその人、時代背景へ そして人間の感性へと広がり 読んでいる私も「沈める寺」を巡る旅...

医師である著者の方が中学生の時に初めて聴き、 魅せられて以来続いてきた ドビュッシーの「沈める寺」への思い入れの深さを感じる。 一部では実際にその地を訪れた際の記録と共に ケルトの伝説、ドビュッシーその人、時代背景へ そして人間の感性へと広がり 読んでいる私も「沈める寺」を巡る旅へと誘われるようで とても楽しく素晴らしい内容だ。 2部では、そうしてこよなく「沈める寺」を愛してきた著者の 演奏家へのリクエストとでもいうのだろうか 著者の方が聴きたい「沈める寺」について追求するところが 詳細に綴られており また巻末には、この本が出版された時点(1988年)でのCDリスト 参考文献についてのデータもある。 1曲の音楽から深まり、広がる世界 読書の楽しみを満喫できる一冊。

Posted byブクログ