岡義武ロンドン日記1936-1937 の商品レビュー
1936~38年にかけて、岡義武はイギリス・フランスを留学した。このうち、イギリス滞在中に家族にあてた日記形式の書簡を出版したもの。書簡が現存しない時期については、日記原本が利用されている。 ロンドン到着が6月で、その後宿探しに困ったり、スコットランド・アイルランドを旅行したり...
1936~38年にかけて、岡義武はイギリス・フランスを留学した。このうち、イギリス滞在中に家族にあてた日記形式の書簡を出版したもの。書簡が現存しない時期については、日記原本が利用されている。 ロンドン到着が6月で、その後宿探しに困ったり、スコットランド・アイルランドを旅行したりに時間を費やしたのち、パブリック・レコード・オフィスでの調査を始めたのが11月。その後も毎日調査をするというわけでもなく、ベルリッツで英語を習ったり、講演を聞きに行ったりと、優雅な留学生活だなあと思う。 三谷太一郎氏による解説は、少数派の社会民主主義者として岡が戦時期をどう生き抜いたのかを余すところなく伝えてくれる。
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