ハンサム・ガール の商品レビュー
児童書のコーナーに行ったらまさかの佐藤多佳子さんの本がっっ!! ってことで読みました。 子ども向けってとこもあって、全部小学生の女の子の一人称で可愛らしい感じでした☆ でも、内容は一瞬の風になれを思い出させるようなスポーツもの 短い中に家族やスポーツなどの葛藤を入れているのも少し...
児童書のコーナーに行ったらまさかの佐藤多佳子さんの本がっっ!! ってことで読みました。 子ども向けってとこもあって、全部小学生の女の子の一人称で可愛らしい感じでした☆ でも、内容は一瞬の風になれを思い出させるようなスポーツもの 短い中に家族やスポーツなどの葛藤を入れているのも少し似てるなぁって思いますた 恋の前段階の柔らかい感じが出てて良かったなぁ~ 描き方は新井素子の星へ行く船シリーズみたいな感じでした。 気楽に楽しめる一冊。 佐藤多佳子さんはやっぱり好きだなww
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佐藤多佳子さんだから期待してたんだけど・・ 野球がんばる女の子っていうよさは伝わってきたけど 時代っぽさ(なんだろう90年代っぽさ?)が こすぎて 読むのがつらかった・・ 塩見クンはいけてる男の子だヨ え?わたし? わたしはそうだなあ・・ ハンサム・ガールってやつかな? なんて...
佐藤多佳子さんだから期待してたんだけど・・ 野球がんばる女の子っていうよさは伝わってきたけど 時代っぽさ(なんだろう90年代っぽさ?)が こすぎて 読むのがつらかった・・ 塩見クンはいけてる男の子だヨ え?わたし? わたしはそうだなあ・・ ハンサム・ガールってやつかな? なんてねっ!はずかしっ! みたいな感じの文体なのでとてもつらい・・ 野球も、あんまりわかんないから 試合のところはななめよみ 面白いんだけどね いろいろ残念
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小学生の頃、雑誌で連載されていて、すごく印象深いお話でした。 それを覚えていて、ずっと探していたのですが、なにしろ子供の記憶なのでなかなか見つけられなくて、最近、図書館で再会しました。 当時の記憶からすればいろいろなことがもっと大変そうに描かれていた気がしていましたが、意外と今...
小学生の頃、雑誌で連載されていて、すごく印象深いお話でした。 それを覚えていて、ずっと探していたのですが、なにしろ子供の記憶なのでなかなか見つけられなくて、最近、図書館で再会しました。 当時の記憶からすればいろいろなことがもっと大変そうに描かれていた気がしていましたが、意外と今読むとあっさりしていました。 でも、すごく引き込まれてしまって、すいすい、ぐいぐい読んでしまいました。 私も子供の時野球がやりたくて、少年野球の応募の用紙を見て見学には言ったのですが、ハナからはじかれてしまって、入部させてはもらえませんでした。かわりにはじめたバレーボールも楽しかったので十分なのですが、それを思い出しました。 最後の約束は、大人になった今信じられるものではありません。けれど、それが支えになって互いに上手に生きていけることを、そうして、夢を諦めないで居られることを、祈ります。祈るだけです。
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柳二葉は、女の子。元プロ野球選手の父に鍛えられ、コントロール抜群のサウスポーに育った。念願かなって、同じマンションに住む塩見守がエースの、憧れの少年野球チーム『アリゲーターズ』に入ることができたのだが……。 二葉の父は、元横浜ベイスターズの二軍選手で、現在は専業主夫。メガネの似...
柳二葉は、女の子。元プロ野球選手の父に鍛えられ、コントロール抜群のサウスポーに育った。念願かなって、同じマンションに住む塩見守がエースの、憧れの少年野球チーム『アリゲーターズ』に入ることができたのだが……。 二葉の父は、元横浜ベイスターズの二軍選手で、現在は専業主夫。メガネの似合うハンサムで、子供の世話に天才的な才能を発揮している。ママはバリバリのキャリア・ウーマンで、大阪に単身赴任中。そして15歳の晶子姉がいる。 二葉には、とっても大きな悩みがある。やっと入れた『アリゲーターズ』で投げたいけれど、今までのように楽しく投げられないこと。そして、パパが専業主夫でママが外で働いているという逆転夫婦だということ。 読みながら、腹が立ってしょうがなかった。二葉を、女だからというだけでその実力を認めようとしない男の子たちに。でもねぇ、現実はきっと今でもこうなんだろうな、と思えてしまう哀しさもあったりして。 そして、そんな二葉は一方で、<朝、会社に出かけるパパと、夕方ごはんのしたくをするママがほしい>と思っているのだが、両親をそう思ってしまっているようでは、二葉が女だからという理由で受けている差別的視線を撥ね退けることはできないだろう、とも読みながら思っていた。 それがねぇ、とてもうまい具合に少しずつ解決していくんですよ。それも自然な形で。ここが著者の腕なのですね。大人がどう見守っていくのか、大人同士の関係が子供にどう影響するのか、そして何より、二葉が何をきっかけにしてどうやって乗り越えていくのか、最後まで目が離せなかった。 これは児童書で、理論社の童話パラダイスというシリーズの10巻目だったのをフォア文庫に収めたもの。もともとは、小学館の『小学五年生』に、1991年5月号から1992年3月号までに連載されていたもので、それに加筆して出版したとのこと。 だからけっこう話が飛ぶというか、話の展開が急な部分があって、本当はもうちょっとじっくり読みたいのにさらっと流してしまっているところがあるのは、仕方ないのだろう。 でもパパの魅力は余すところなく伝えている。この作品で好きなキャラクターといえば、パパと答える人がきっと多いだろう。優しくて寛大で冷静で、本当にステキなパパなのだもの。 ただ個人的には、塩見くんもかなりイイと思っている。彼もきっと、二葉のパパのようなステキな男性になるだろうと踏んでいる。(2006.3.27)
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