ハプスブルク美の帝国 の商品レビュー

海野弘(著者)

2017/03/20

少し古い本ですから、色々かわっているかもしれないですね。

まえがき部分で、ハプスブルク家の起源とその発展をここまでダイジェストでかいていただけると、色々な本で読んでもあたまにはいらなかったところがさらっと入りました。

バロックの評価や、国ごとに違うというお話は体系的にのべられており、すっきりとはいりました。

そのあと、ブルックナーという純粋オーストリア音楽家のお話と、世紀末のマーラー、フロイト、クリムトという感じでツボを押さえた面白いお話が続きます。

20年前まわったときは世紀末めぐりっぽくなってしまいましたが、やはりもう少しバロックを意識し、またカフェめぐりをしてみたいです。