人は自分を「癒す力」を持っている の商品レビュー

黒丸尊治(著者)

2009/10/04

「心療内科」とは、おもに心身症の患者さんをみる診療科ですが、
その心身症というのは、背景にストレスなどの心理的な要因が
大きく関与している、れっきとした「カラダの病気」。
したがって　心理的なことについて配慮しながら
治療をすすめる必要があるわけですが、
患者さんにとっては、
原因やら分析やらの正論や常識を説かれたところで、
よくならなければ何の意味もありません。
これは、そんな患者さんたちの心と身体をみつめ、
ひとりひとり違う目的地 にたどりつくまでの手助けを、
悪戦苦闘？しながら模索・実践している心療内科の医師の
診療体験記録。
自分がよくなっていくためのこたえは、自分自身の中にあるし、
その手助けをしてくれるのがいいお医者さんなんだな！　
と思える本。