せきれい の商品レビュー
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妻、ピアノの練習曲「せきれい」。上野の二科展に妻と二人で。朝、金木犀の花が咲く。夕食に松茸の土瓶蒸しと松茸ご飯。一水展を見に妻と上野に。藪でせいろうを。三木露風、山田耕作の「赤蜻蛉」、ハーモニカに合わせ、妻が四番まで歌う。「とまっているよ 竿のさき」 半分に切ったみかんをメジロが吸ってからっぽになった。よく食べた。ばらに寒肥。油かすと骨粉、化学肥料。庄野潤三「せきれい」、1998年発行。夫婦晩年シリーズ第3作。
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いつものエッセイ。 咲いた花に対して「よく咲いてくれた」と孫の頭をなでるように、花をなでた…というシーンがじんわりきた。 この書籍、本もスピンもとってもきれいな紅鮭色で、ちょっと本紙もぼけてうすらピンクになった状態で、時間が経ってもなお美しい装丁なんだなと感心。
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夕ごはんにステーキが出てくる日が多く、お肉が苦手(ましてステーキ!)のわたしではありますが「妻のステーキ」がよほど美味しく感じられ一口いや一目でいいからそのステーキを拝みたくなった。しかし庄野先生は「一、じゃがいも 二、にんにく、三、お肉」という美味しさの順位をつける。食! ...
夕ごはんにステーキが出てくる日が多く、お肉が苦手(ましてステーキ!)のわたしではありますが「妻のステーキ」がよほど美味しく感じられ一口いや一目でいいからそのステーキを拝みたくなった。しかし庄野先生は「一、じゃがいも 二、にんにく、三、お肉」という美味しさの順位をつける。食! このシリーズも何冊か読みすすめ飛ばして読むことも覚えてしまった。が、家族から来る手紙の箇所とごはんの話は味わうように読んでいる。そこがいい。「長女はいい手紙をくれた」・・・。
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