売掛金管理の手引 の商品レビュー
債権管理システムの開発に携わっているため、読了。 1998年に出版された本なので、現代とのギャップを感じる。手形が主流な決済方法である。手形の回収サイトを意識した債権管理手法が提案されている。 現在は紙の受取手形は2026年に廃止が決まっているため、手形を意識した債権管理の構成...
債権管理システムの開発に携わっているため、読了。 1998年に出版された本なので、現代とのギャップを感じる。手形が主流な決済方法である。手形の回収サイトを意識した債権管理手法が提案されている。 現在は紙の受取手形は2026年に廃止が決まっているため、手形を意識した債権管理の構成はそのまま採用できない。 ただ、本書で提案される回収予定表や売掛金滞留明細表、売掛金滞留管理表などは役に立つ。債権管理システムは当然そのような帳票照会機能を備えておくべきだろう。 債権管理にあたって、役立つ帳票のコンセプトは理解できるが、問題はいかにしてリアルタイムに帳票を作るか、ということである。ある帳票を作るために、数日かけてデータ集計しエクセルに入力して作成しては、本末転倒である。債権管理のためには、売掛金をデータベースで管理し、滞留状況を把握できるシステム導入をしてしまうのが一番手っ取り早いだろう。
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売掛金管理の解説書というと、債権保全や与信管理について法律的観点から書かれた本が殆どですが、本書は「なぜ管理が重要なのか?」、「どうして滞留するのか?」、「適切に管理するためにはどのような手法で管理したらよいか?」について会計的な観点を交えた記述が中心になっています。本書で紹介さ...
売掛金管理の解説書というと、債権保全や与信管理について法律的観点から書かれた本が殆どですが、本書は「なぜ管理が重要なのか?」、「どうして滞留するのか?」、「適切に管理するためにはどのような手法で管理したらよいか?」について会計的な観点を交えた記述が中心になっています。本書で紹介されている手法はやや時代遅れの感も否めませんが、実務で使われる用語などはきちんと説明されており、営業会計や経理関係の初心者のみならず営業担当者にも是非読んでもらいたい一冊です。
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